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『仮面ライダーゼロワン』砂川脩弥、最終話メインに「自分でいいのか」不安も反響に喜び - 映画では「すごくヒーローしてる」

2021年01月05日18時42分 / 提供:マイナビニュース

●あこがれ続けた仮面ライダー
特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』の"その後"を描く映画『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』が、『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』との同時上映で全国劇場にて公開されている。

『仮面ライダーゼロワン』(2019年)は、人工知能(AI)を搭載した人型ロボット・ヒューマギアの暴走を食い止めるために戦う仮面ライダーの姿を描き、2020年8月に最終回を迎えた。本作では、ヒューマギアと人間との"架け橋"になるべく奔走する主人公・飛電或人/仮面ライダーゼロワン(演:高橋文哉)を通して、"人とAIの共存"もテーマのひとつとして描かれた。

その可能性を象徴していたのが、或人と秘書型ヒューマギア・イズとの絆。そして、ヒューマギアのための世界を築くため、人類滅亡を画策する滅亡迅雷.netのリーダーである滅との関係性だった。テレビ最終話で描かれた或人と滅の激闘、そしてその結末は、視聴者の心を大きく揺さぶった。

本稿では、敵でありながら、屈指の人気キャラクターに成長した滅を一年間にわたって演じきった砂川脩弥にインタビューを実施。テレビ最終話での熱演、ファイナルステージ最終公演で見せた涙のワケや、映画での滅の変化について訊いた。

――テレビシリーズ最終回を迎えた瞬間はどんなお気持ちでしたか?

もともと好きだったこともあり、俳優をやり始めてから一番出たいと思ったのが、「仮面ライダー」でした。そんな風にあこがれ続けた作品に一年間参加することができてすごくうれしかったですし、勉強になることも多かったですね。

なんだったら、ずっと仮面ライダーでいたい(笑)。でも、気持ちの中で変化したのは、最初のうちは「シリーズが終わっても、ほかの仮面ライダー作品でもいいから出たい」だったのが、いまは「また出るなら『ゼロワン』がいい」と思うようになったことです。『ゼロワン』が好きになり、ずっと滅でいたいなって。なので、『ゼロワン』が終わってしまうことはすごく寂しかったですね。

――滅の結末については予想されていましたか。

オーディションに受かって、最初は「敵側です」ということを聞いていて、じゃあ下手したら最終回まで生き残れないかもしれないな、中盤くらいで爆発して退場しちゃうかもしれないなってずっと思っていたんです。それが最後まで生き残って、しかも或人に救われて生き残る。そんなラストになるなんて予想もしていませんでした。滅というキャラクターが自分の役のなかで一番大好きなので、滅が生き残っていい道に進むという台本を読んだときはうれしかったですね。

実は、放送が始まるまでは、敵なので下手したら嫌われるんじゃないかと思っていたんです。でもそんなことはなく、「滅カッコいい」という声や、滅の心情を理解してくれる声が多くて。セリフがあまりなくても、心情の苦しさを表情で表現したお芝居を視聴者の方がくみ取ってくれたということが、演者としてうれしかったんです。

――すごくいい役ですよね。

そうですね(笑)。自分で言うのも変なんですけれど、滅という役を大事にしてきたので、きっと現場の皆さんがそれを見て察してくれていたのかなって。応援してくれる視聴者の方のおかげですし、滅亡迅雷.netのメンバーにもすごく救われました。現場では、スタッフさん、キャストの力があって応援していただけるキャラクターになったと思っています。そして自分の中ではやはり、仮面ライダー滅を演じるスーツアクターの高岩成二さんの存在が本当に大きいです。

――滅は口数は多くないものの、立ち姿で語る印象がありました。そうしたことは意識されていましたか?

滅が自分の心情を口に出すことは本当に終盤までなかったんですよ。台本でも「人類は滅亡せよ」や「アークの意志のままに」というセリフがほとんど。でも、自分としてもできるだけ滅の印象を残したいので、立ち姿で語るしかなかったんです。最初のうちは、目線や指先、背筋など、そういう細かいところで表現することを意識していました。恐れ多いですけれど、高岩さんの動きで勉強させていただくことが多かったです。

――高岩さんのアドバイスで、特に印象に残っているものはありますか。

変身シーンが話題に上がった時に、「もっと滅らしいアクションにしたいんです」と相談したことがありました。滅の変身はシンプルなので、「これが滅だ!」というものがほしかったんです。それで生まれたのが、滅がプログライズキ―をフォースライザーにセットしたあとにする、中指で弾くような動作でした。高岩さんにお聞きするといろんなアイデアが出てくるなって。第44話終盤の変身で、刀を抜くところもそうですね。アドバイスもそうですけれど、高岩さんのお芝居は見て学ぶことが多くて、勉強になるなと思いながら見ていました。パートナーをやらせていただいて本当によかったなと思います。

――映画では新衣裳での登場ですね。

どちらの衣裳も大好きなんですけど、旧衣裳では、いまだに名称の決まっていない、あのバンダナ?を基準にして目線を作っていたんです。ちょうどいい位置だったので。でも新衣裳になったら急に視界が開けて、最初のうちは戸惑いと落ち着かなさがありました。アクションの面では新衣裳のほうが動きやすくて、そこはよかったですね。

●同時変身、滅の位置の理由

――映画での滅の描かれ方についてはどう思われましたか。

すごくヒーローしてるなって思いました(笑)。みんなに対しての振る舞いも変わっていましたよね。でも、イズに関しては、滅は彼女を破壊してしまったことを覚えていて気にしているんです。杉原監督とお話しして、そこは表情でしっかり表現していこうと確認して芝居をしていました。

――最終回から映画への期間、滅は何をしていたと想像されましたか?

「悪意を見張り続ける」と言っていたので、きっと滅はいろんな人たちの手助けをしていたんじゃないかと。想像ですけれど、怪人を倒すとかではなく、いろんな悪を見張り続けていたんじゃないかと思いました。酔っ払いに絡まれている人を助けたりしていたのかな、とか。その流れがあって劇場版の滅につながったんじゃないかなって。だからテレビシリーズと劇場版の滅は印象がだいぶ変わっているんじゃないかと思います。最終回で或人が滅のことを許してくれて、滅自身が変わろうと思ったからこそ、成長速度の速さとともに、心も大きく変化していたんじゃないでしょうか。

――最終話での或人との息詰まる戦いのシーンの撮影は大変だったのではないでしょうか。

いやあ……印象に残っていますね。あんなに芝居に"入る"経験をしたことが今までありませんでしたから。滅はあの時、自分に心が生まれているのを知ってワケがわからなくなって、そのどうしようもなさが、或人を殴ってしまうという行為にも表れていました。振り返ってみても、これまで自分が演技をしてきた中でも初めて"あのモード"になれたと感じています。これからの役者人生でも、またあのモードになりたい。あんな気持ちになった最初の撮影だったので、思い出深いですね。

――映画の撮影では、杉原監督とどんなお話がありましたか。

実は、映画の撮影が始まった時、滅の演じ方で悩んでいたんです。監督の前で演技をした時も、「滅、また目が怖くなってるぞ!」って指摘がありました。撮影に入る前にいろいろ考えてはいたんですけれど、どうしても滅になってしまうと目つきが悪くなってしまうみたいで……。

――テレビ最終話でモードに突入したと思いきや、映画の撮影で滅の演技に悩んだのはどうしてなのでしょう。

確かに、そうですよね。映画では滅を作りこんでいったんです。最終話で大きかったのは、文哉くんとの相乗効果があったんだと思います。文哉くんがすごい演技をしてくれたので、自分も熱い気持ちになってワケがわからなくなって、一緒にワケがわからなくなりながら演技していたので。劇場版は誰かと対話するというよりも、一人で動くことが多く、相手に一方的に何かを言い放つシチュエーションだったので、最終話とは少し違う感じでした。最終話のあのシーンは本当に楽しかった。だからすごく記憶に残っています。

――あの激しいシーンが楽しい、というのは独特の感覚なのかもしれませね。

そうですね。俳優ならではの感覚なのかもしれません。アドレナリンがドバドバ出てくるみたいな。

――反響も大きかったのではないですか?

最終話で自分がメインになることに不安もありました。自分でいいのかなって。でも、キャストやスタッフからも「よかったよ」という声が聞けて、視聴者の方からも「泣いた」という反響をいただけたのでうれしかったですね。

――そんな滅が劇場版では……というところが最大の見どころですよね。

そうなんですよ。特別映像でも公開されていますが、映画では仮面ライダーが5人で同時変身するシーンがあるんです。そのとき、滅が真ん中で変身しているんですけれど、なぜ滅があの位置なのか。その理由が、同時変身の時の滅のセリフに込められているような気がするんです。ぜひ注意深く聞いてほしいです。滅が言うからこそ、すごく意味があるんですよね。

――砂川さんの映画おススメのシーンは?

終盤に向けての、伊藤英明さん演じるエスのシーンが好きなんです。自分はそこで泣きました。あと或人のゼロワン ヘルライジングホッパーへの変身のアフレコには鳥肌が立ちました。ゼロワンを演じるスーツアクターの縄田さんの演技もすごいので、ぜひ見ていただきたいですね。

――ファイナルステージでは久々にファンの方たちの前に立つ機会となりました。

こんなに滅が愛してもらえたんだなと思ってうれしかったですね。最後のほうに少し泣いてしまったんですけど、それは今後、滅としてファンのみなさんの前に立つ機会がなくなっていくことへの寂しさを感じたからでした。『仮面ライダーゼロワン』と滅を忘れないでいてほしいですね。

(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

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