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au「Galaxy Note20 Ultra 5G」レビュー ペン手書きが魅力の最強5Gスマホ

2021年01月03日16時00分 / 提供:マイナビニュース

●性能、画面ともに最高峰の5G対応スマホ
auが2020年10月中旬に販売を開始した「Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06」(サムスン電子製)は、ペン対応の大画面が特徴のハイスペックなスマートフォンです。約16万円と高価格なモデルですが、まさに最強のスマホと呼ぶにふさわしいあらゆる機能が詰め込まれています。前回紹介した同社製の「Galaxy A51 5G SCG07」とは異なる魅力を持つ1台に仕上がっていました。

120Hz駆動ディスプレイがヌルヌル動く

Galaxy Note20 Ultra 5Gは、高品質な仕上げのボディにトップクラスの処理能力を詰め込みつつ、なめらか表示の大画面、ペンによる手書き対応、50倍ズームのカメラ、防水、おサイフケータイ、そして5G対応と、昨今のスマートフォンで求められるもののほとんどを備えています。

Galaxy Noteシリーズのシンボルといえば、大画面ディスプレイとペン対応です。今回は、そのディスプレイに大きな改良が加わっています。120Hz駆動への対応です。

一般的なスマホのディスプレイの“倍速”に相当する120Hz駆動は、ここ最近、多くのメーカーが採り入れつつあります。簡単に説明すると、1秒間に表示するコマ数を倍にして、なめらかな動きで表現する技術です。

120Hz駆動をオンにすると、スマホ上の多くの動きが見違えるような快適さになります。アプリの起動アニメーションや、WebサイトやSNS、メールアプリなどの多くのアプリの縦スクロール表示の表示がなめらかになります。

さらにGalaxy Note20 Ultra 5Gには、現時点で最高峰といえる性能を備えています。チップセットはSnapdragon 865 Plusを搭載し、メモリ(RAM)は12GBとノートPCばりの容量を積んでいます。au 5GではSub6帯とミリ波帯の両方に対応し、現行のフルスペック(下り最大4.1Gbps)で通信可能です。アプリの立ち上げから通信まで、すべての動作が快適です。

ディスプレイは表示がなめらかなだけではなく、解像度も3088×1440ドットと高め。ただし、120Hz駆動を有効にした場合は最大で2316×1080ドットの表示に制限されます。それでも大きめの画面に見合う十分な密度があります。HDR動画の再生を含め、解像度不足を感じるシーンはほぼありません。

動作の安定感となめらかなディスプレイがもたらす快適さはインパクト抜群です。Webサイトもまさに一瞬で表示されて、目への負担が少ない高速スクロールが可能です。一度使ったら手放せなくなるでしょう。
大きいのに重く感じない

上下のベゼル(画面枠)を狭め、左右をカーブガラスで丸めたエッジディスプレイは、「画面を持っている感覚」を抱かせ、映画を視聴する際には没入感を高めます。それでいて、約6.9インチという画面サイズの割にはコンパクトです。

ボディの仕上げもフラッグシップにふさわしい高級感があります。試用したカラー「ミスティック ブロンズ」は、背面が磨りガラス仕上げ。手触りが良く、指紋が付着しません。

持ってみると、画面の大きさの割に重さを感じません。約208gと相応の重量ですが、iPhone 11 Pro Max(6.5インチ、約226g)のようにズシッとくる感覚はありません。

デザインで気になるのは、背面のカメラユニットの周りが大きく突き出していること。カタログスペックで2.7mmと、結構な厚みがあります。背面の左上に寄せて配置されているため、スマホを机に置くとやや傾いた形になります。「Smart Clear View Cover」のような別売ケースを装着すれば、カメラの出っ張りを隠せますが、美しいボディを覆い隠すことになる点はやや残念です。

狭額縁を突き詰めたディスプレイには、画面内指紋センサーが仕込まれています。「超音波式」という方式で、かなり高速に解除できます。指を当てる位置さえ慣れてしまえば、画面オフの状態から指を当ててロック解除するまでの流れは、ボタン型の指紋センサーとも遜色ないスピードで行えます。

ハイパフォーマンスな動作を支えるバッテリーは4,500mAhと大容量。120Hz駆動を常時起動していると電池を食いますが、それでも余裕を見せます。2時間ほどの動画視聴も含め、朝から夜まで10時間ほど使い込んだとしてもまだ20%は電池残量を残していました。USB PD 3.0準拠で最大25Wの急速充電にも対応するため、バッテリーを使い切ってもすぐに復活できます。

充電ではワイヤレス充電もサポート。スマホ本体に充電するだけでなく、他の機器へ給電する機能も備えています。Qiと互換性を持ち、Galaxy BudsやiPhoneなどスマホへの給電も可能です。

●緻密なペン描画はGalaxy Noteならでは
大画面と並ぶNoteシリーズのトレードマーク「Sペン」は、今回も目玉機能の1つとして搭載されています。Sペンは精度の高いスタイラスペン。Galaxy Noteはペンで手書きできる特徴を活かしたさまざまなアプリがプリセットされています。

たとえばGalaxy Notesアプリには、日本語対応の手書き文字認識機能が備わっています。手帳のようにサッとメモをとって、後からデジタルで保存するのもGalaxy Noteなら手軽です。日本語認識の精度は高めですが、クセのある字などは誤って認識されるため、丁寧に書くことを心がけた方が良さそうです。

画面オフメモ機能により、ペンを抜き出して即メモを撮ることも可能です。書いた内容はNotesアプリに保存されます。

イラストの描画はGalaxy Notesはもちろん、各種のイラストレーションアプリも使えます。なかでも「CLIP STUDIO PAINT」(クリスタ)はAndroidでは現状、Galaxyの独占配信です。本格的なペイントソフトで、パソコン版とデータを共用できるため、外出先でのスケッチ用としても役立ちます。Galaxyユーザーなら半年無料で利用できるという特典も用意されています。

それ以外にも、AR動画に手描きイラストを付け足す機能など、遊び心のあるアプリも入っています。

ただ、筆者がSペンを体験したうえで感じたのは、Sペンの用途を“描画だけ”に限定するのはもったいない、ということでした。Note20 Ultraはタッチ操作からSペンに切り替えても軽快に反応します。両手持ちした時の操作ツールとしてブラウザーをスクロール表示したり、Lightroomアプリで細かいスライダー操作を行ったりといったシーンでも、Sペンは活躍しました。
1億800万画素のカメラを搭載

Galaxy Note20 Ultra 5Gは、カメラもハイスペックです。メインの広角カメラは画素数が108メガピクセル、すなわち「1億800万画素」。春に発売されたGalaxy S20 Ultraと同様に、スマホ向けセンサーの中ではもっとも高解像度です。

広角カメラの画角は画角79度でF値はF1.8。位相差AFセンサーと光学式手ブレ補正を備えています。加えて、超広角カメラ(1,200万画素、F2.2)と望遠カメラ(1,200万画素、F3.0)を搭載。フラッシュのほかにレーザーAFを搭載しています。

背面カメラは、高画素センサーのトリプルカメラの合わせ技で、最大50倍ズームを実現しています。処理性能の高さはここでも発揮されており、画角をダイナミックに切り替えてもきちんと追従します。

高解像度な1億画素センサーは明るい環境では細部まで描写できるポテンシャルを備えています。ただし、センサーサイズは1/1.33インチとそこまで大きくないため、おもにある程度の明るさが確保できる屋外環境での撮影に適しています。試用した限りでは、室内でも解像感の高い写真を撮ることができました。

一方、暗い環境では複数の画素を束ねて1つの大きな画素として扱う技術により、薄暗い環境でも光量を取り込み、明るい撮影できます。居酒屋のような薄暗い室内でも明るく撮れます。ただ、暗い室内では手ブレを完全に抑えることはできず、しっかり残したいなら手持ちで1秒ほどこらえる必要があるのは他のスマホと変わりません。

総じて優秀なカメラで、色再現も適切です。傾向として青系色や緑系色が多少強めに発色し、シャッキリとした画作りになることが多めです。また、暗い室内で料理のような小さいものを撮るとピントが合う領域が狭く、渦を巻くような独特なボケが現れます。

PCライクに使える「DeXモード」

Galaxyならではといえるのが、テレビやモニターにつないでパソコン風に使える「DeXモード」です。接続は有線(HDMI)とワイヤレス(Miracast)の両方に対応します。

もちろん、Windowsが起動できるわけではなく、あくまでAndroidをパソコン風の画面で動かしているだけですが、ウインドウ表示で複数アプリを起動できます。DeXモード利用中はGalaxy Noteがトラックパッドになるため、別途マウスを用意しなくても構いません。Sペンを使えば指よりもスムーズに操作できます。

パワフルなGalaxy Note20 Ultra 5Gといえども、ワイヤレス接続のDeXモードは負荷が高く、接続の仕組み上、レスポンスはあまり良くありません。書類などを大画面でチェックするといった用途に限られるでしょう。本格的に使いこなすなら、有線接続をオススメします。
「大画面」は最大の強みであり弱点でもある

性能と機能の充実度を見れば、Galaxy Note20 Ultra 5Gに目立った弱点はありません。まさにUltraの名にふさわしい、あらゆるシーンに対応できるスマホです。ただし、このスマホの最大の強みである「大画面」は、普段使いをこの1台でこなす上では弱点ともなり得ます。

弱点とは、この狭額縁が進み過ぎていることです。率直にいって、片手持ちで“ごろ寝使い”をするには不向きです。「戻るボタン」をAndroid 10標準のジェスチャー操作にしている場合、画面枠に持てる部分がないため、誤反応してしまいます。側面を使わない操作体系にすると、今度は戻るボタンの位置まで腕を動かすのが負担となります。必ず両手持ちで使い、寝ながらだらだらSNSを見ようとはしないという割り切りは必要です。

Galaxy Note20 Ultra 5Gは、機能的なビジネスツールや創造的なクリエイティブツールとしての横顔を持つ、まさに“手帳”のようなスマホです。あくまで両手持ちで使う前提なら、Galaxy Note20 Ultra 5Gの操作性はすこぶる快適です。精密なペン操作も併用できるため、効率的な書類の処理や、クリエイティブな作業にも役立ちます。ビジネスでもプライベートでもスマホをバリバリ活用する人には、良い相棒となってくれることでしょう。

Galaxy Note20 Ultra 5G 5G SCG06のおもな仕様

OS: Android 10
CPU: Snapdrago 865 Plus(オクタコア、3.0GHz×1/2.4GHz×3/1.8GHz×4)
内蔵メモリ: 12GB
ストレージ: 256GB
外部ストレージ: microSDXC(最大1TB)
サイズ: 約165×77×8.1mm
重量: 約208g
ディスプレイ: 約6.9インチ 有機EL(3,088×1,440ドット)、120Hz駆動タイプ
メインカメラ: 約1億800万画素(標準)+1,200万画素(超広角)+1,200万画素(望遠)
インカメラ: 約1,000万画素
Wi-Fi: Wi-Fi 6(IEEE802.11a / b / g / n / ac / ax)
バッテリー容量: 4,500mAh
電池持ち時間(5G):約115時間
電池持ち時間(4G LTEエリア):約115時間
モバイル通信:5G(sub6、ミリ波)/4G LTE/WiMAX 2+
通信速度(5G): 受信最大4.1Gbps/送信最大481Mbps
防水/防塵: ○/○
生体認証: ○(指紋認証)
ワンセグ/フルセグ: ―/―
おサイフケータイ: ○(NFC/FeliCa搭載)
接続端子: USB Type-C
カラーバリエーション:ミスティック ブロンズ、ミスティック ブラック

著者 : 石井徹 いしいとおる モバイルが専門のフリーライター。スマホを中心に5GやAIなど最新技術を幅広く取材する。スマホ購入履歴は100台以上。3キャリアのスマホを契約し、どこでも通信環境を確保できるよう心がけている。 この著者の記事一覧はこちら

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