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『恋あた』コンビニスイーツの裏側に反響! 徹底取材でリアル追求、樹木のモデルもいた

2020年12月21日17時00分 / 提供:マイナビニュース

●樹木&新谷のモデルとなった開発者
女優の森七菜が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『この恋あたためますか』(毎週火曜22:00~)が、22日にいよいよ最終回を迎える。恋の四角関係の行方に視聴者から熱い視線が注がれてきたが、コンビニスイーツの裏側を知ることができて面白いという声も多く上がっている。プロデューサーの中井芳彦氏に、コンビニスイーツに焦点を当てた理由や制作の裏話を聞いた。

本作は、コンビニチェーン「ココエブリィ」の店員・井上樹木(森七菜)と社長・浅羽拓実(中村倫也)が、コンビニスイーツの開発を通して、次第にお互いを意識し、惹かれあっていく恋の物語。パティシエ・新谷誠(仲野太賀)と商品部スイーツ課・北川里保(石橋静河)とを含めた四角関係の行方が描かれてきた。

コンビニスイーツ開発の裏側も丁寧に描かれ、どのようにして1つの商品が作られているのか、開発者の苦労や情熱を知ることができ、とても興味深い。『恋あた』を見て、何気なく食べていたコンビニスイーツを愛おしく感じるようになった人も多いのではないだろうか。

SNS上でも「コンビニスイーツは店頭に並ぶまで沢山の愛や希望がこめられていると知り、今では噛みしめて食べてます」「何気なく買ってるコンビニスイーツの裏側がこんなに壮絶やと思うとほんとに感謝しかない」「コンビニスイーツよく買うから裏側知れて楽しい」「1つの商品作るのにこんなに時間がかかってるって思ったら凄いわ」「ドラマ観てたら商品開発にとても魅力を感じる」「商品開発の裏側も覗けて面白いですね」といった声が上がっている。

コンビニスイーツに焦点を当てたのには、プロデューサーの中井氏の経歴も関係していた。ドラマ制作部から、報道局経済部、編成局編成部を経て、ドラマ制作部に戻ってきたという珍しい経歴の持ち主で、報道局に所属していたときに記者としてさまざまな企業を取材していたという。その後、再びドラマに携わるようになったときに「報道のときに見聞きした経験を生かしたドラマを企画できないか」と提案され、コンビニの取材をしたことを思い出し、「コンビニスイーツの開発にはいろんな人が想像以上に関わっていることや、他の企業と比べて若い女性のアイデアが大ヒットを飛ばすことが多いというのを見聞きしていたので、コンビニスイーツ開発を担当している女性が主人公のドラマを考えてみた」と話す。

そして、「火曜ドラマ枠なのでラブストーリーが見たいと思いました。我々が生活する中で自然と接しているコンビニに関わる方がどんな恋愛をしているのか、そのラブストーリーが見てみたいと思ったので、開発に携わる前に、最初はコンビニの店員から始まるようにしたいと考えました」と、主人公・樹木の設定が決まった。

本作のために事前に改めて取材を敢行。「コンビニから発注を受けて商品を作っていらっしゃる、あるベンダー企業を取材しました。まこっちゃん(新谷)みたいな方もいて、その方は女性なんですけど、なぜ一般の洋菓子店のパティシエではなくコンビニを選んだのか聞いたら、『自分の仕事が遠くにいる人に響くのがすごく楽しい』『発売するスピード感なども刺激的』とおっしゃっていて、興味深いなと思いました」と、取材した人たちの話をキャラクターに盛り込んだ。

樹木の“夢破れた元アイドル”という設定も、取材する中で固まっていったもの。「コンビニのスイーツは週にいくつも新作を作らないといけない。そして、新作スイーツはずっと売られているわけではなく4週間~6週間経って売れ行きが良くないとそっと消えていく。そういったコンビニ商品の移り変わりのスピード感と、新しい人が出てくると押し出されてしまうという、アイドルに求められるスピード感がリンクし、どんどん膨らんでいきました」

そして、その取材で出会った、新谷のような女性と、樹木のようにアイデアを出す男性が、新谷と樹木のモデルに。「取材先で出会った2人とも山口さんという方で、しかも同期入社で仲が良い雰囲気がとても素敵でした。ドラマとは男女逆ですが、すごく仲良くて。男性の山口さんがいろんなアイデアを女性の山口さんに日々伝え、2人でこういうスイーツが作れるんじゃないかと、そのやりとりはすごく白熱していました。休日も『こんなスイーツが出ていた』などとLINEで写真を送ったりしているそうです」と説明。また、「恋愛を意識しなかったのか聞いたら、『それはないですよ』って笑っていて、それがまた逆にドラマのような設定を想像させました」と笑顔で振り返った。

●コンビニの最先端の情報をドラマに

中井氏はコンビニの最先端の情報を入れることも意識し、取材で得た知識をドラマに取り入れた。外資系ネット通販会社「エクサゾン」が「ココエブリィ」と戦略的業務提携を結ぶという展開もその一つ。「コンビニの監修の方に今のコンビニを描くキーワードを聞いたときに、ネット通販会社が店舗を欲しがっていると。パイを広げるために高齢者の方たちに買ってもらいたいと考えたときに、高齢者の方は商品を見ないと買わないから実店舗を欲しがっているそうです。最初は商社とコンビニで考えていましたが、その話を聞いて面白いなと思ったので、ネット通販会社にしました」と解説した。

社長代理に就任した神子亮(山本耕史)が、将来のコンビニの姿として「レジなしデジタル会計」をプレゼンテーションするシーンもあったが、中井氏は「新しいコンビニの在り方を紹介したいと思い、実際に始まっている『Amazon Go』(アマゾン・ゴー)という、財布を広げずに買い物できる形を取り入れました」と説明。記者時代に知ったという。

コンビニカーもこだわった一つだ。「老人ホームにコンビニカーが来て、老人ホームの方たちが買い物をするというシーンを8話で描きましたが、老人ホームの方たちはあまり外に出られないから買い物する楽しみがないという話を聞いたんです。生きる上で買い物をする楽しみも生きがいの一つ。実際に老人ホームに行っているコンビニカーがあるそうで、監修の方から『おばあちゃんたちがお菓子やパンを手にとって喜んでいらっしゃるのが印象的』という話を聞いて、ぜひ描きたいなと思いました」

そして、「人が人に会いに行くコンビニカーと、『Amazon Go』のように会わなくて済むコンビニ。両極端の2つがあって面白い」と語る中井氏。また、「ラブストーリーでそこまでしっかりコンビニを描く必要があるのかと思われる方もいるかもしれませんが、僕自身、ラブストーリーだけではないドラマも好きでしたし、せっかくなら新しい情報も紹介して、何か提案ができたらいいなという思いで描きました」とこだわった思いも明かした。

スイーツの魅力も改めて聞くと、「スイーツは1人でも食べますが、誰かの分を買うという思い出がみなさんあると思います。ホールで買って分けようとか、誰かのために買おうとか。“誰かが誰かのことを思う”。スイーツは、ドラマでやりたいことにすごくフィットした題材。ポスターに『今年はいろんなことがありました。甘いものは、人を幸せにします』というキャッチコピーをつけていますが、まさにそうだと感じています」と語る。

最後に、「このドラマを見て、スイーツを食べたくなったり、誰かと何かを共有したいという気持ちになっていただけたら最高にうれしいです」と視聴者にメッセージ。最終回は、コンビニスイーツを食べながら、恋の行方を見守りたい。

(C)TBS

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