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育児アドバイザーに聞く、みんなの子育て相談室 第57回 子どもへの「クリスマスプレゼント」、どこまでOKする?

2020年12月09日14時00分 / 提供:マイナビニュース

毎日のように怒ってしまう」「言うことを聞いてくれなくて困る」「夫(妻)と育児方針がかみ合わない」……などなど、育児に悩みは尽きません。特に、毎日忙しく過ごしている共働き夫婦なら尚更でしょう。

ここでは、育児中のマイナビニュース会員に"育児の悩み"についてアンケートを実施。寄せられたお悩みに対して"どのようにすべきか"を、NHKの育児番組でキャスターを務めた経験を持ち、現在は育児のセミナー講師や書籍執筆なども行っている天野ひかりさんに、アドバイスしてもらいます。

お出かけなどを控え、我慢の1年だった今年は、家でクリスマスパーティをするという方が多いようです。せっかくのクリスマス、ぜひとも楽しいものにしたいですね。

そんな中、「子どものプレゼントはどこまで要望に応えるべきなのでしょうか」というご相談がありました。今回は、子どもが欲しがるものと親が与えたいものが違っていたり、お金では買えないものだったりといった、プレゼントにまつわるお悩みに、親子コミュニケーションアドバイザーがお答えします。
○子どもの欲しいものが明確になるように会話を重ねる

クリスマスプレゼントに何をもらうのかは、大人でもわくわくしますよね。サンタさんを信じている子どもなら、なおさら楽しみにしているはずです。お父さんお母さんもなんとか叶えてあげたいと今から準備が大変ですね。

子どもが欲しがるものに全力で応えてあげたいと思うものの、売り切れてしまって手に入らなかったり、高額で躊躇したり、ゲームを欲しがるけど、親としては図鑑をあげたかったり……それぞれの家庭で悩みもさまざまです。

泣けそうなのは、弟が欲しいとか、僕の食物アレルギーを治してほしいなど、サンタさんですら叶えるのが難しいお願いをされた時。みなさんなら、どうされますか?

「そんなの無理よ」「サンタさんはお医者さんじゃないからね」などと正論を言わずに、子どもの思いに寄り添うのではないでしょうか。

同様に、ゲームを欲しがる子どもに「ゲーム機はまだ早いから図鑑がいいよ」などこちらの想いを押し付けるのではなく、子どもの願いを受け止め寄り添うことが大切です。この受け止めることと、欲しいものを何でも買い与えることは違います。

つまり、プレゼントの内容(中身)よりも、それを欲しいと願う子どもの思いを育むことが大切です。

子どもが欲しいといったものをせっかくプレゼントしたのに、その日だけ喜んで、あとはほったらかしになったなど悲しい結果にならないためにも、子どもが本当に欲しいものについて会話を重ねて明確にできるといいなと思います。

子どもの本音は、次のように、まだコロコロと変わるからです。

親「クリスマスプレゼントに何をお願いするの?」
子「ゲーム機」
親「おお! どんなゲーム機がいいの?」
子「友達が持ってるのと同じもの」
親「Kくんが持ってるの?」
子「Kくんは持ってない。Kくんはサッカーボールを持ってる」
親「サッカーボールはもらわなくていいの?」
子「あ、サッカーボールがいい」
親「サッカーボール? ゲーム機は?」
子「……サッカーボールがあったら、パパと遊べるかな?」
親「パパとサッカーしたいの?」
子「うん」
親「パパとゲームもできるよ?パパは登山しようって言ってたよ」
子「あ、パパと山に行きたい! 山がいい!」

本音は"パパと遊びたい"ということなのかもしれないなあ……など会話をする中で、子ども自身の考えや思いを整理していけるといいですね。

仮に、最初に「ゲーム機は買わないよ!」と拒否の言葉を使うと、こどもの本音は引き出せません。親がプレゼントしたいものに誘導することは考えずに、子ども自身の考えの幅を広げる1か月にできるといいなと思います。これこそが、親から子どもへの本当の贈り物です。

考えがまとまらなければ、一緒におもちゃ売り場などに行って、実際に触ったり見比べたりしながら、子どものしたいことや好きなものを明確にしていきましょう。
○プレゼントを渡す前にルールも決めておく

子どもとの対話を繰り返す中で、ゲーム機が欲しいとなれば、親も納得して買えますし、使うルールも一緒に決めることができます。

子「やっぱりゲーム機が欲しい」
親「お店で試してみたら、面白かったね」
子「あれじゃなくて、これがいい」
親「どこが違うの?」
子「○○と△△が、××なんだよ」
親「そっか。でもゲームばっかりしていたら、宿題ができなかったり、目も悪くなったりするよ」
子「ちゃんとやるから大丈夫」
親「ちゃんと、って?」
子「宿題をやってからゲームする」
親「本当?」
子「約束するからサンタさんプレゼントしてくれるかな?」
親「大丈夫だよ! サンタさんと約束だね。あと課金は危険だから、しないことはママと約束ね」
子「うん!」

このようにゲーム機の使い方まで事前にしっかり考えられるようになれば、プレゼントしても大丈夫ではないでしょうか。

子どもの年齢にもよると思いますので、親子でしっかり会話をして納得したら、プレゼントできるといいですね。親からの一方的なルールは、約束ではありませんので、双方にとってメリットがあることが大切です。
○「願いは叶う」の体験を我が子へ

小さい頃から、「本当に欲しいものを願えば叶う」ということを重ねることは、将来、自分が頑張れば達成できることへの自信につながります。たかがプレゼント、されどプレゼント。ぜひ、お子さんの願いを全力で叶えて(聞いて)あげられるといいですね。

天野ひかり あまのひかり ・親子コミュニケーションアドバイザー ・NPO法人親子コミュニケーションラボ代表理事 上智大卒。テレビ局アナウンサーを経てフリーに。NHK「すくすく子育て」キャスターとしての経験を生かし、全国の親子に寄り添いながら、講演会や講座、シンポジウム、企業セミナー講師など。 自身が立ち上げたNPO法人でも、子どもの自己肯定感を育てる親子のコミュニケーションを学ぶ教室「ことばでおやこみゅ教室」を主宰。 ■著書 ・Amazon子育てランキング1位のロングセラー 「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」サンクチュアリ出版 ・最新刊 「賢い子を育てる夫婦の会話」あさ出版 ほか。 この著者の記事一覧はこちら

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