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コロナ禍の夫婦問題 第1回 「会話レス」の解決策は?

2020年12月07日07時56分 / 提供:マイナビニュース

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、テレワークなど自宅で過ごす時間が増えた今年。家族と触れ合う時間が増えて良かったという人がいる一方で、普段は家にいないパートナーと長時間一緒にいることで衝突してしまい、中には離婚にまで至ってしまう夫婦もいるようだ。今後もしばらく“おうち時間”が続くことを考えると、できることならストレスなく生活していきたいもの。そこで今回、様々な男女問題のカウンセリングを行っている「ピリアロハカウンセリング」の代表・緒方リサコさんの元を訪ね、全5回にわけて夫婦間に起こり得る問題とその解決策についてお話を伺った。コロナ禍における夫婦間コミュニケーションのヒントになれば幸いだ。今回のテーマは「会話レス」。

○"夫婦仲が悪い"の根本的な原因は「会話レス」

――パートナーと家にいても、あまり話すことがなくて気まずいという人は多いようです。「会話レス」についての相談は結構あるのでしょうか。

「会話レス」で、とご相談にいらっしゃるというよりも、夫婦仲が上手くいっておらず、その原因をひも解いていくと結果的に「会話レス」だということにつながるケースは非常に多いです。

今どきは、チャットアプリやメール等テキストでのやり取りに便利なものが増えているので、それこそプロポーズや別れるときもLINEで終わるという方もいらっしゃると聞きます。なので、フェイス・トゥ・フェイスでしっかりとコミュニケーションを取ることをしなくても、なんとなく成り立っちゃってるということは感じますね。例えば、LINEだとスタンプという便利なものがありますよね。そうすると、心からごめんなさいと思っていなくてもとりあえず「ペコリ」っていうスタンプを送るとか(笑)。面倒臭いけど、とりあえず「好きだよ」「愛してるよ」っ送っておくとか。

本当の自分の気持ちとそこに表れている言葉の一致感がないことによって、片方はそう受け止めているけど、実際は全然違っている、というすれ違いが起きている気がします。
○コミュニケーションで言語が占める割合は?

――確かに、今は様々なツールでコミュニケーションを簡単に済ませてしまうことができます。

そうなんです。カウンセリングの際にお話しすることの1つに、コミュニケーションを取ったときの言語情報、聴覚情報、視覚情報の割合を示した「メラビアンの法則」というものがあるんです。今私たちは言語を通して会話しているわけですが、「メラビアンの法則」によると、コミュニケーションにおいて言語が占める割合は何%ぐらいだと思いますか?

――う~ん、70%ぐらいでしょうか?

と、思うでしょ? でも、0が1ついらなくて、「7%」なんです。それ以外は、テンポ、トーン、声の高低等の聴覚情報が「38%」。残りはどんな顔色、ムード、雰囲気で話しているかという視覚情報、それでトータル100%になるそうです。

例えばチャットのテキストで「あなたはバカね」と書いたとします。そうすると、7%の情報しかないけれども、それがすべてなので、「バカだと思われてるんだ」って思いますよね。でもそこに聴覚情報が入ってきて、「あなたはバカね」って聞くと、ちょっとニュアンスが違うことがわかりますし、そこに視覚情報が入って、「あなたは本当にバカねえ」って言われると、「愛している」と同じような「あなたはバカね」だなとわかります。そういうことがあるので、チャットの言語だけのコミュニケーションだとすごく怖いんですよね。

――読む側のそのときの精神状態によって受け取り方も左右されそうですもんね。

そうですね。そうすると、送る側と温度差が違っちゃったりということが起きますよね。手軽な分、そういうリスクはあると思います。
○「言わなくてもわかるだろう」がすれ違いを生む

――それと、最近はマスクをつけての会話が普通になってきていますし、それによって伝わりきらないこともある気がします。

ありますよね。だからこそより一層、細かいことでもフレーズで明確にしていく作業は必要だと思います。でも、日本人はそこまで自分の気持ちを伝えあったりする、「積み上げていくコミュニケーション」に慣れていない気がするんですよね。「あなたの今言ったことに対して私はこう感じているんだけど、それでOK?」とか。そういうコミュニケーションに慣れていない分、マスクを通して見えないことで、結果的に「もういいや」って会話レスになってしまうこともあるかもしれないですね。

――「いちいち言葉にしなくてもわかるだろう」という人もいると思うのですが、やはり男性にそういう傾向がありますか?

「言わなくてもわかるだろう」というよりは、どちらかというと「言わなくてもわかってよ」という女性が増えている気がします。女性が専業主婦から共働きになり、母親という役割を持ったとすると、どうしても女性の方の負担が大きくなってしまいますよね。そういうときに、「こんなにやってるんだから、言わなくても察してよ」という女性が多い気がします。男性からすると、「言ってくれたらもちろんやるけど、言ってくれなきゃわかんないよ」という気持ちだと思いますが、「言わなくても私の大変さ、わかるでしょ!?」という女性が増えている気がします。

実際に相談に来られたご夫婦の不仲の原因が「会話レス」というときには、「メラビアンの法則」に則って、スタンプで「愛しているよ」と伝えている人でも、「実際にパートナーといるときにはどんな顔をしているのか?」等を、セルフチェックされるようお伝えします。
○すれ違いをなくすための「気付き」が大切

――そういう気付きが大事なんですね。

そう思います。私は指示命令する立場でもないですし、カウンセリングの中で「そういうことが起きているのは、こういうことがあったからじゃないかなと感じますがいかがですか?」「あ、そうだっ」って、ご自分で気付いていただくことで、「だったらどうすればいいか」という方向を向いていただけると思います。

緒方リサコ
ピリアロハカウンセリング代表。夫婦間本当の問題は何かを見極め、より良い関係作りをサポート。不倫、モラハラ、産後クライシス、セックスレスなど、夫婦間の悩みの相談問題を引き起こした心のあり方、対人関係のなどを探って、幸せなパートナーシップの構築をサポートさせていただいております。

岡本貴之 おかもと たかゆき 1971年新潟県生まれのフリーライター。音楽取材の他、グルメ 取材、様々なカルチャーの体験レポート等、多岐にわたり取材・ 執筆している。趣味はプロレス・格闘技観戦。著書は『I LIKE YOU 忌野清志郎』(岡本貴之編・河出書房新社)」 この著者の記事一覧はこちら

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