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東京メトロ、2021年春ダイヤ改正で終電時刻おおむね10分程度繰上げ

2020年11月30日17時48分 / 提供:マイナビニュース

東京メトロは30日、夜間に行う保守点検作業や工事時間の確保を目的に、2021年春のダイヤ改正で全路線の終電時刻をおおむね10分程度繰り上げると発表した。初電の繰下げは予定されていない。ダイヤ改正の詳細な時刻は後日、別途告知される。

東京メトロでは、首都圏の鉄道における終電繰上げ状況を考慮し、全体としての輸送ネットワーク機能の確保ならびに東京メトロ線内の終電接続をそれぞれの乗換駅で考慮して繰上げ時間を設定。東京メトロの路線はターミナル駅間の輸送も担っているため、それぞれのターミナル駅での他社線との接続も考慮し、相互直通運転を行う路線においては他社線の繰上げ状況も考慮する。

これらの考え方にもとづき、2021年春に東京メトロ全路線で終電時刻をおおむね10分程度繰り上げる予定だが、東京メトロを含めた首都圏各路線で繰上げ時間幅が異なっており、終電の接続が現在と変わることもあるため、接続する列車の事前告知と案内を徹底するとのこと。加えて、働き方改革が求められている中、終電時刻の繰上げにより、夜間作業を安全かつ効率的に実施し、安全・安定なサービスを提供し続けるとしている。

東京メトロの路線は都心部のトンネルが主体であり、夜間作業に必要な作業用車両は主として都心部近郊にある車両基地に留置されている。そのため、列車運行終了後に作業箇所まで移動することに時間を要し、作業用車両を用いる夜間作業の正味時間は60~100分程度になる場合があることから、夜間作業時間の確保は長年の課題となっていた。

近年は列車の安全・安定運行に係る既存設備や構築等の維持更新だけでなく、ホームドアや耐震補強、あるいはバリアフリー設備など安全性・利便性の向上に寄与する新たな設備の充実を図っており、これらに伴う夜間作業件数は年々増加傾向(8年前と比較して約1.4倍)にある。夜間作業時間の確保は喫緊の課題となっている。

終電時刻をおおむね10分程度繰り上げることで、夜間作業時間を確保し、これまで以上に夜間作業を安全かつ効率的に実施可能とするとともに、工事等の工期短縮などの効果も期待できる。設備の状態基準保全(CBM)の開発を進め、設備状態データを活用することで従来の検査周期や検査項目を見直すなど、保守点検作業の生産性向上をめざしていく。

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