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JR西日本、鉄道沿線設備の情報を収集・蓄積・分析するシステム開発

2020年11月19日18時20分 / 提供:マイナビニュース

JR西日本はこのほど、IoTインフラネットワークや地上設備の状態監視といった鉄道沿線設備の各種情報を収集・蓄積・分析する鉄道に適したシステムを日本信号と共同開発したと発表した。

JR西日本は今年10月にグループデジタル戦略を策定し、ひとつの軸として「鉄道システムの再構築」に取り組んでいる。今回発表したシステムは、その大きな柱であるCBMへの挑戦として開発された。CBMは「Condition Based Maintenance」の略で、設備状態を常時監視・把握し、必要なときのみメンテナンスを実施することで、品質と効率性を両立させる予防保全の考え方とのこと。

このシステムでは、鉄道沿線設備へセンサ・カメラを設置し、センサ・カメラの情報を収集するデータ収集装置を約1km間隔で設置。それらのデータを1カ所に蓄積することで、現地に行かず検査結果の確認が遠隔から可能となり、検査効率が大きく向上する。

特徴としては、信号機や踏切といった鉄道沿線設備の多種多様なデータへの拡張性を実現すること、鉄道沿線環境に耐えうる性能を実装しつつセンサの小型・長寿命化を実現すること、自営通信網を活用することでより低コストで実現することが挙げられる。鉄道業界において、このようなシステムを大規模に整備するのは日本初となる。

導入は「JR西日本グループ中期経営計画(~22年度)」期間に計画されており、導入線区は東海道本線・山陽本線(米原上郡間)、大阪環状線・桜島線、福知山線(尼崎新三田間)、奈良線(京都~木津間)を予定している。

効果としては、検査の車上化といったCBMの他の取組みと合わせて、鉄道設備の検査業務をおおむね10年後の2030年に約1割削減を目標とし、そのうち近畿エリアの電気関係では約4割削減をめざす。また、よりきめ細かに設備管理が可能となることによる安全性の向上と、人が実施している検査の代替による重大労災(触車・感電・墜落)のリスク低減も期待されている。

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