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「矯正歯科」後悔しないための選び方、6つのポイントとは?

2020年11月17日10時46分 / 提供:マイナビニュース

歯列矯正を希望し、治療費や通院利便性を重視して医院を選んだ結果、トラブルを抱える人が少なくないという。公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会が11月12日、報道機関向けに開催したオンラインセミナーの内容を紹介したい。

○正しい知識で歯列矯正治療を選ぼう

歯列矯正は、基本的に保険適用外の治療となり、医院・医師ごとの治療方針や処置内容により金額が異なる。そのため、料金で比較されがちだが、安価・手軽をうたう広告によるトラブル報告が少なくないという。その結果、望みの歯並びにならなかったどころか、正常だった咬み合わせが悪化したケースもあるとのことだ。

こうした状況を踏まえ、「後悔しない矯正歯科へのかかり方」と題して開催された今回のオンラインセミナー。日本臨床矯正歯科医会とは、矯正歯科の専門開業医が所属する国内最大の団体。「よい咬み合わせときれいな歯並びによって心身の健康を育むこと」を目的としている。

セミナーに先駆け同会では、全国の20~69歳の男女計1,030名に、「矯正歯科に関する意識調査」(2020年3~4月、インターネットによるアンケート調査)を実施。
○安さや通いやすさだけで選ぶと後悔するかも

アンケートでは、以下のようなことが明らかになった(抜粋)。

「矯正歯科治療は専門性の高い治療だと認識しているにも関わらず、医院選択では『治療費』や『通院の利便性』を重要視している人が回答の6割以上」

「20代女性の4割弱が、医院とのトラブルや悩みを聞いたり経験したことがあると判明」

この結果を受け、同会では、「トラブル経験者の中では金銭面に関するものが、他の項目よりやや多く、特に20歳代の女性に多く表れています。若い女性たちが広告に惑わされ、後にトラブルとなっている状況が推測されます。また、この層では治療結果に関するトラブルも他の層より高い数字を示しており、安価で高いクオリティーを求める傾向にあるように思われます」と分析する。
○どんな歯科医院を選べばいいの?

1948年に制定された医療法において標榜科名は「歯科」だけであったものが、1978年に医療法が改正となり、「矯正歯科」と「小児歯科」が加えられた。それ以来、矯正歯科を標榜する施設が増えたが、「歯科医師であれば専門性に関係なく診療科目を標榜できる」ことは周知されていない。ちなみに、「審美歯科」「ホワイトニング」「インプラント」などは、診療科目として標榜をしてはいけないことになっている。

では、矯正治療を希望する際、どのように医院を選べばいいのだろうか。日本臨床矯正歯科医会では、以下の6つのポイントを挙げている。

頭部X線規格写真(セファログラム)検査をしている。

精密検査を実施し、分析・診断した上で治療をしている。

治療計画・治療費用について詳細に説明している。

治療前に治療中の転医 ※や治療費精算の説明をしている。※転移とは、治療中にやむを得ず、診療所を替えること。

常勤の矯正歯科医がいる。

専門知識のある歯科衛生士、スタッフがいる。

歯列矯正は、見た目の美しさだけを追求するものではなく、咬み合わせの改善、咀嚼(そしゃく)機能の向上、口全体の健康増進など、総合的にとらえるべきもの。こうしたことを踏まえ、専門性と技術力を持った歯科医による医院や矯正歯科治療を選んでほしい。

木村悦子 きむらえつこ 出版社勤務後、編プロ「ミトシロ書房」創業。紙・Webの企画・編集・執筆を行う。著書に『入りにくいけど素敵な店』『似ている動物「見分け方」事典』など。関心領域は、食文化・動物学・占いなど。 この著者の記事一覧はこちら

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