旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

【特集】ゼロから始める貯蓄と投資 第2回 「NISA」レビュー! 口座の開設方法から注意点までを解説

2020年11月30日17時00分 / 提供:マイナビニュース

お金の使い方についてお困りの方に、FP資格を持つ筆者がおすすめのサービスを紹介していく本連載。前回は、貯蓄が苦手な人におすすめな決済サービスをご紹介しました。

そして今回は、私自身も活用している「つみたてNISA」について。口座の開設方法や、始める前に知っておきたい注意事項などについてご紹介していきます。

FPとは:
一人ひとりの目標や将来の夢に対して、お金の面でさまざまな悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家。貯蓄や税制、保険、投資、不動産、相続など、お金に関する幅広い知識を有している。

※参考:日本FP協会
○■つみたてNISAとは少額から投資できる非課税制度

つみたてNISAとは、少額投資非課税制度のことで、年間で40万円までの投資に対する税金が、最大で20年間非課税となります。

ネットの記事などでは「つみたてNISAは複利効果が働くから、年〇〇%での資産運用が期待できる」「ドルコスト平均法によって投資のリスクが軽減される」のように、良いところばかりが注目されています。私自身もつみたてNISAをしていますので、複利効果やドルコスト平均法の効果は実感しています。

しかし本制度には、良い面ばかりではなく注意点もあるため、両方を把握して始めることが大切です。今回は、まだつみたてNISAを始めていない方のために、始める前に確認しておきたい注意点と、始め方について解説していきます。
■つみたてNISAを始める前に知っておきたい注意点

つみたてNISAの注意点のうち、口座の開設を考えている人が特に知っておくべき3つのポイントをご紹介します。
1.元本割れが起きるリスクはゼロではない

つみたてNISAでは、金融庁による審査に通過し、一定の基準を満たす投資信託やETF(上場投資信託)などの金融商品に投資します。しかし、選べる投資信託やETFがいくら金融庁の審査に通過しているとはいえ、運用資産がマイナスとなるリスクはゼロではあません。

そのため、つみたてNISAで子どもの進学資金を準備しようとすると、資金が必要になるタイミングで運用資産がマイナスとなっている恐れがあります。そこで必要な時期が決まっている資金を確保する手段は、預貯金や学資保険などの元本確保型の金融商品のほうが適している可能性があります。
2.非課税枠は持ち越せない

つみたてNISAの非課税枠は、年間40万円まで。しかし投資枠が余ったとしても、翌年に持ち越せません。仮に年間で24万円しか非課税枠を利用しなかった場合、残り16万円の非課税枠は消滅します。

また、途中で運用資産を売却しても、非課税枠は増えません。投資に回せる予算が十分に確保できていないタイミングでつみたてNISAを始めると、せっかくの非課税枠をムダにしてしまう恐れがある点に注意しましょう。
3.iDeCoのように掛金が所得控除とはならない

iDeCoは、個人型確定拠出年金のことで、毎月掛金を拠出して定期預金や年金保険、投資信託などの金融商品を通じて運用し、老後の年金を自分自身で積み立てる制度です。

iDeCoとつみたてNISAは、どちらも毎月一定額を特定の金融商品で運用する制度であり、運用益が非課税となる点も共通しています。しかし、つみたてNISAで投資したお金は所得控除の対象ではありません。

iDeCoは、年間の掛金の全額が所得控除の対象であるため、拠出した金額分だけ所得税や住民税の課税対象となる所得が減額されて、税負担を軽減できる場合があります。一方でつみたてNISAの投資額は、所得控除の対象ではないため、制度を利用しても所得税や住民税の負担が軽減されることはありません。

メリットばかりに目を向けず、デメリットについてもしっかりと理解を深めたうえで、つみたてNISAを始めてみてはいかがでしょうか。
■今さら聞けないつみたてNISAの始め方

つみたてNISAの口座開設手続きは、意外と簡単です。ここでは、つみたてNISAの始め方を順番に解説していきます。
STEP1:金融機関を選ぶ

つみたてNISAを始めるには、銀行や証券会社などの金融機関で専用の口座を開設しなければなりません。まずは、どの金融機関で口座を開くのか検討しましょう。

つみたてNISAでは、金融機関によって対象となる金融商品の種類や手数料、サービスなどが異なります。さらに、口座は1人につきひとつしか持てず、開設から1年間は変更できません。さまざまな要素を比較して、ご自身に合った金融機関を選ぶことが大切です。

個人的におすすめな口座開設先は、「SBI証券」か「楽天証券」です。SBI証券と楽天証券は、どちらも商品のラインナップが豊富で、100円から投資ができます。またSBI証券はTポイントを、楽天証券は楽天スーパーポイントを貯められます。
STEP2:口座開設の手続きをする

つみたてNISAの口座を開設する金融機関が決まったら、ホームページから名前や住所、電話番号などを入力して、口座開設書類を取り寄せましょう。

金融機関から送付されてきた「非課税適用確認書の交付申請書」や「非課税口座開設届出書」などの書類に記入・押印をします。その後、運転免許証のような本人確認書類と、マイナンバーカードまたは通知カードのコピーを添付して証券会社に返送すると、口座開設の申請は完了です。申請後、金融機関と税務署による審査が終了すると、口座が開設されます。

また一部のネット証券会社では、Web上で必要項目を入力し、本人確認書類のデータをアップロードするだけで、口座の開設手続きが可能です。
STEP3:投資額を決めて投資先の金融商品を選ぶ

つみたてNISAの口座が開設できたら、毎月の投資額を決めて投資先の金融商品を選びましょう。つみたてNISAの非課税枠は、年間40万円であるため、ひと月に33,333円まで投資できます。投資する金額は、家計に負担を与えない範囲にすることが大切です。

つみたてNISAで選べる投資信託には、投資家から集めた資金がすべて株式で運用される「株式型」と、株式や債券などで運用される「資産複合型」の2種類があります。よりハイリスク・ハイリターンといわれているのは、株式型です。

また投資信託では、日本国内だけでなく先進国や新興国などにも投資できます。一般的に「日本国内→先進国→新興国」の順番で、リスクとリターンが高くなっていくといわれています。

なお、つみたてNISAで選択できる投資信託の多くが、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などの指標に連動して運用される「インデックス投資信託」です。指標を上回る運用成果を目指す「アクティブ投資信託」は、インデックス投資信託と比較すると選択肢はかなり少なくなります。

ネットやSNSには「先進国のインデックスファンドがおすすめ」のように、さまざまな意見が飛び交っています。しかし、運用資産が殖えそうな銘柄を自分で考えて選ぶのも、投資の楽しみ方のひとつです。また、つみたてNISAでは、運用商品を入れ替えるスイッチングができません。銘柄ごとの投資先やリスク・リターンなどから、ご自身が最適だと思う商品を慎重に選ぶことが大切です。

品木彰 しなき あきら 保険・不動産・金融ライター/2級ファイナンシャル・プランニング技能士大手生命保険会社にて7年半勤務し、チームリーダーや管理職候補として個人営業、法人営業の両方を経験。その後人材会社で転職したのちに副業としてwebライターを始める。お金に関する正しい知識をたくさんの人々に知って欲しいとの思いから、2019年1月よりwebライターとして独立。これまで保険、不動産、税金、音楽など幅広いジャンルの記事を、多数のメディアで執筆・監修している。 この著者の記事一覧はこちら

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連してるっぽい地図

あなたにおすすめの記事

関連記事

ネタ・コラムカテゴリのその他の記事

マピオンニュース ページ上部へ戻る