コロナ禍による売り上げ減少は、当たり前のことだが、飲食業界に限った話ではない。放送業界もその直撃を受けている。「巣ごもり需要でテレビを観る人が増え、視聴率が上がったのだから"ウハウハ"じゃないの?」と思う方もいらっしゃるだろうが、このほど出揃った在京民放5社の2020年9月中間決算を眺めれば、放送業界も安泰ではないことが分かるだろう。
結果から言えば、テレビ東京ホールディングス以外の4社が減益か赤字。赤字に転落したのは、民放のトップカンパニーを自認する日本テレビホールディングスという有様だ。何故このような状態かと言うと、主な理由は広告収入が大幅に減ったためである。