旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

円の行方、ドルの行方 第262回 トレードは、基本に忠実に

2020年11月09日07時00分 / 提供:マイナビニュース

私がディーラーになる以前ですから随分昔に読んだ雑誌で、F1レーサーが一般道を運転するのが怖いと語っていて、プロというのはそういうものなのかと思ったことがありました。

そして、曲がりなりにも36年間のトレーダー人生を経るにつれ、ああこれがあの時のレーサーが言いたかったことなのかとわかってきました。

それは、車の運転にたとえて言えば、四つ角で車をしっかり停止して道の左右を十分確認しているかとか、突然走行中に道に何かが飛び込んできたら現在の速度でそれより手前で停止できるかあるいはそれを避けられるかとか、走行車線を走っている車を追い越し車線で十分追い越して走行車線に入っているかといった運転の基本が、一般道を走ってみると基本どおりに行われていない場合があって怖いと感じるのだろうということです。

どの分野でも、経験度が増すに連れ、こうした基本に対して忠実になっていくものだと、私は思います。

トレードにおける基本とは、相場につきもののリスクをいかにうまく回避するかということだと思います。

トレードにおいても、基本に忠実であるべきだと考えています。

特に、大相場であればあるほど、リスクが高まりますので、トレードは基本にさらに忠実であることが必要です。

それでは、注意すべき基本を8つ挙げてお話しします。

1. ポジションは、自分の体力に合った大きさにとどめる

たとえば、買い下がり売り上がりという、いわゆるナンピンをすると、どんどんポジションは膨らみ、大相場ともなれば価格変動も大きいことから、大きなリスクを抱えることになりますので、ナンピンは避けることが大事です。

2. ストップロスは、遠くても構わないので必ず入れる

不測の事態(予期しなかった事柄や思いがけない事態)には、ストップロスを入れることで、常に備えることが大切です。ストップロスは、命綱だと思ってください。

3. 上げか下げか判断がつかないときはやらない

たとえば、値ごろ感(もう売ってもいいかな、あるいは買ってもいいかなというフィーリング)による逆張りは大変危険ですので、やらないことです。

4. 逸る気持ちや儲け損なう恐怖から相場に飛び込まない

特に、儲け損なうことを恐れて、相場に飛び込むことはよくあることですが、避けるべきです。

相場に入るタイミングは、自分が思っているのよりもはるかに後であることが一般的だと言えます。

5. 見方が実際の相場と違っていたら、潔く現実を認めて手仕舞う

間違いを認める勇気が大事です。

相場は、これ一回限りではありません。

チャンスは、また来ます。

6. 利食いでも損切りでもひとたび実行したら、相場に未練を残さず休む

もっと儲かったのに、もっと損しなくて済んだのにという後悔や未練が収まり、冷静になることが肝心です。

そのためには、休むことが重要です。

7. おかしいと気になったら、気のせいにせず 必ず確認する

どこに落とし穴があるかわかりません。

気になったら、面倒でも、必ず確認することです。

8. 不測の事態発生時には、できるだけ早くその場で取れる策を、迷わず実行に移す

たとえば、ストップロスがついていなくても、形勢不利と思えば、躊躇せず、ストップロスに頼らず自らの手でポジションを切ることが必要です。

以上となりますが、要は、相場に対する自分自身の欲望や恐怖といった感情をいかに自分でコントロールできるかが、相場の基本だと言えるのではないかと思います。

油断せず、基本に忠実であることが大事です。

ストラテジスト 水上紀行 バーニャ マーケット フォーカスト代表。1978年三和銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。 東京外国為替市場で「三和水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。なお、長年FXに携わって得た経験と知識をもとにした初の著書『ガッツリ稼いで図太く生き残る! FX』が2016年1月21日に発売された。詳しくはこちら。 この著者の記事一覧はこちら

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連してるっぽい地図

あなたにおすすめの記事

関連記事

ネタ・コラムカテゴリのその他の記事

マピオンニュース ページ上部へ戻る