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複利計算とは - 金利や利息の計算で必須な概念を解説

2020年08月28日11時04分 / 提供:マイナビニュース

まとまったお金が必要になるときのために資産を少しでも増やしておきたいなら、定期預金や投資信託などが選択肢のひとつとなります。そして、資産を増やすことを目的に運用する場合、配当金が元本に組み込まれていく複利計算方式の金融商品を選ぶのがおすすめです。複利商品は、単利商品のように定期的に配当金を受け取れない代わりに、利息が元本に組み込まれることで元本が増えていき、単利商品に比べて資産を増やしやすいです。

本稿では、複利計算とは何なのかや複利計算のメリット・デメリット、実際の計算例などを紹介していきます。住宅購入や老後資金のために今ある資産を増やしていくために役立つ内容になっています。資産運用を検討している人はぜひご活用ください。
複利計算の概要解説

まとまったお金を運用する際、複利商品か単利商品かで迷う人は多いでしょう。ここでは、複利計算にはどのような特徴があるのかをご紹介します。

○複利計算とは利息や利子の計算方法

銀行の預金や投資信託などの金融商品を運用する場合、利息の計算方法が2種類あります。複利計算と単利計算とがあり、それぞれ利息の計算方法や元本へ組み入れるかどうかが異なります。
○単利法とは元金だけに利息が発生

単利法とは、最初に預けた元金だけを対象にして利息を計算します。発生した利息は元金に組み込まれず、配当金として受け取るのが一般的です。

単利法で計算を行う金融商品には、毎月分配がある投資信託はじめさまざまな種類があります。
○複利法とは利子や利息を元金に繰り入れる

一方の複利法とは配当金を受け取らず利息や利子を元本に組み込む方法です。利子にも利子がついていくこととなり、長期で運用すると単利法より資産が増加します。

複利法の金融商品には、再投資型投資信託や長期の定期預金はじめ長期間運用できるタイプが多いです。
複利計算の計算式

複利法で金融商品を購入する場合、最終的に手元に残る額は下記の式で計算できます。

手元資金×(1+R)N
R:年間利率
N:運用年数(運用年数が3年ならば3乗、4年ならば4乗……となる)

実際には所得税や銀行・証券会社の手数料を差し引きますので、もう少し少なくなります。
○金融商品によって複利か単利かが異なる

利息計算を複利で行うのか単利で行うのかは、金融商品によって異なります。どちらかを選択可能な金融商品もあれば、あらかじめ決まっている金融商品もありますので、購入前によく確認しておきましょう。
○複利計算を用いている金融商品

複利計算の金融商品は、投資信託と定期預金が代表的です。どちらも商品によって単利なのか複利なのかが異なりますので、複利かどうか申し込み前に必ず確認しておいてください。
複利計算のメリット

利息を元本に組み入れて次の利息を計算する複利計算には、いくつかのメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、いくつかピックアップしました。

○投資信託や預金で選ぶと財産が増えやすくなる

複利計算の場合、利息は元本に組み込まれていきます。利息計算の元となる元本がどんどん増加するため、投資信託や定期預金で複利商品を選ぶことで、財産が増えていきます。
○投資期間・運用期間が長くなればなるほど有利

銀行の利息は高くても年0.1%程度、投資信託の運用利回りはせいぜい数%程度です。投資期間が数カ月や1年程度の場合、単利でも複利でも大きな差は出にくいでしょう。

しかし、年数が長くなればなるほど複利商品の方が手元資金を増やしやすいです。長期運用するなら、再投資型投資信託はじめ、複利計算の金融商品を選びましょう。
複利計算のデメリット

資産を増やす上でメリットが大きい利息の複利計算ですが、デメリットもあります。複利計算で気をつけるべきポイントをご紹介します。

○定期的な配当金をもらえない

毎月配当金がもらえると、資産が増えたことを実感しやすいです。ただ、複利商品は配当金が再投資され、直接配当金は受け取れません。投資の成果を実感しにくい点は、複利計算のデメリットです。
○ローンが複利法だと返済額が高額になる

複利計算は投資だけでなく借金にも関わりがあります。ローンやキャッシングはじめ借り入れを行う場合も複利と単利とがありますので気をつけましょう。

複利の高額なローンを契約してしまうと、いつまでたっても元金が減らず、返済まで長い期間かかってしまいます。ローンを契約する前には、金利の計算方法をよく確認して計算することが大切です。不明な点があれば、その都度、担当者に確認することも必要です。
○利息には税金がかかる点に注意

投資信託をはじめとする金融商品において、複利法で計算する場合、全額が組み入れられるわけではありません。配当金相当額から所得税を差し引いた金額が組み入れられます。
できるだけ手元に残る資金を大きくしたいなら、つみたてNISAはじめ優遇される税制を活用するのがおすすめです。
複利計算で実際に計算してみよう

複利計算がなんとなくお得そうだなと思っても、実際どの程度違うのか実感が湧きにくいもの。そこで、複利計算で運用した場合、元本がどの程度増えるのかを計算していきます(所得税など税額は考慮していません)。資産運用の際の参考にしてみてください。

○100万円を年利5%で10年単利運用した場合

100万円を年利5%で10年単利運用すると、元本に対して毎年0.05%の利息がつきます。

1,000,000×(1+0.05×10)=1,500,000

元本100万円に対して、最終的に手元に残る金額は150万円となります。
○100万円を年利5%で10年複利運用した場合(1年複利)

100万円を年利5%(1年複利)で10年複利運用する場合、単利とは計算方法が異なります。

1,000,000×(1+0.05)10≒1,628,895

単利法より増加幅が大きく、元本100万円に対して162万円超となります。長期間使う予定がない資産は複利法で資産運用する金融商品に投資するとより増やせるのでおすすめです。
○複利計算をうまく活用して財産を増やしていきましょう

利息や金利の計算方法のひとつである複利計算。定期的に配当金を受け取れる単利と違って、利息や金利が元金に組み込まれていきます。

利息や金利計算の元となる金額が増えていくこととなるので、投資信託や預金などで金融資産を増やしたい場合におすすめです。一方ローンなどお金の借り入れで複利タイプを選んでしまうと、いつまでたっても元金が減らず、返済に苦労してしまうことも考えられます。

この記事でご紹介してきた複利計算のメリットやデメリットなどをよく考えながら、資産運用に活用していきましょう。とくに老後資金などしばらく使う予定がない資金は、複利計算で元金が増えていく金融商品をうまく活用していくことで、いつの間にか資産を増やせるので活用してみてください。

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