2020年08月24日11時00分 / 提供:マイナビニュース
アウトドア用品チェーンのREIが完成したばかりの新キャンパスを売却する計画を発表した。4年前に同社が建設計画を発表した時、「キャンプ施設を融合させたようなキャンパス」として話題になった。自然と本社ビルが共存し、開放的で出入りしやすく、屋上には大きなテラスが広がる。社員のコラボレーションや交流を促進するようにデザインされていて、この夏から社員が働き始める予定だった。しかし、3月に状況が一変し、本社社員を在宅勤務に切り替えた。その間のデータを踏まえ、これからのコラボレーションを考えてリモートワークの標準化を決断した。
Microsoftは今年10月を予定していた本社キャンパスの本格的な再オープンを来年の1月に延期した。Googleも最初は今年7月までとしていたワークフロームホーム・ポリシーを2021年6月までに延長した。自宅勤務対応を長期化する企業は珍しくない。Twitterのように自宅勤務を無期限で認めたり、Facebookのように今後5〜10年で社員の半数が自宅で勤務するようになると見て社内体制を整備し始めた企業もある。リモート標準化の波が着実に大きくなっているのだが、数年をかけた大プロジェクトの本社キャンパスが完成した段階で大胆な転換に踏み切ったREIには驚かされた。
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