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伊達心眼流創始者・伊達軍曹の中古車道場破り! 第9回 「手ごろで、けっこういい」中古ベンツの見つけ方

2020年08月24日07時00分 / 提供:マイナビニュース

一般的な市販乗用車の中では、ハードウェアの作りもブランドイメージも「世界最高峰のひとつ」だと断言できるメルセデス・ベンツ。多少なりとも車に興味がある人であれば、「ぜひ所有してみたい……」と思ったことがあるかもしれません。もちろん、新車はかなり高額ですが、「中古車」なら意外と手ごろだったりするものなのでしょうか? リアルな中古車事情に詳しい伊達軍曹さんに聞いてみました。

○安すぎても高すぎても問題あり? 中古のメルセデス

「一生に一度は“ベンツ”を所有してみたいものだ」とおぼろげに考えている人の数は、おそらくは昭和平成の頃と比べれば減少しているはずだが、それでも一定数以上はいらっしゃるのではないかと推測する。

ベンツこと、ドイツのメルセデス・ベンツ。けっこうじゃないですか。「一生に一度」といわず、二度でも三度でもお買い求めになるべきですよ。新車のメルセデスはさすがに高額だが、中古車であれば、かなり安いモノもあるのだから。

今、ネットで調べたところによれば「支払総額19万8,000円」で、12年落ちの中古「Aクラス」を買うことがきる。19万8,000円であれば「一生に一度」ではなく、理論上は10回か20回ぐらい買うことも可能であろう。

だが、それは机上の空論でしかない。総額20万円弱のボロい、いつ壊れるかわかったものではないベンツなどあなたは買わないだろうし、私だって、ハッキリいって買いたくない。

まぁ、私のことはどうでもいいとして、多くの人が「買えるものなら買いたい」と思うのは、まずは「けっこうピカピカで状態が良く、なおかつ(ちょっとだけ)威張れる感じの中古ベンツ」であるはずだ。

そういった願いを叶えるのは実は簡単で、この場合は2019年式で走行0.5万kmぐらいの「Sクラス」や「Gクラス」を買えば、確実にピカピカであり、まず間違いなく威張りも利く。

だが、このプランの欠点は「高い」ということであろう。

前述条件のメルセデスを買おうとすると、おおむね1,800万円という、田舎の一軒家を買うぐらいの予算が必要になってしまう。これは正直、なかなか難しい。
○「総額100万円ぐらい」で見つかるのか?

要するに、人々が求める中古メルセデス・ベンツ像とは、こういうことなのだろう。

「けっこうピカピカで状態が良く、なおかつ(ちょっとだけ)威張れる感じで、それでいてそこそこ安いモノ」

……世の中で売られているモノの品質というのは、中古のベンツに限らず大抵は「値段なり」なので、これはなかなか虫のいい話だなと正直思うが、やってやれなくはないはず。いろいろ検討してみようではないか。

まずは予算。「そこそこ安い」という言葉からイメージする価格は人それぞれだろうが、最大公約数的には「総額100万円くらい」だろうか? わからないが、総額100万円前後ということにしておこう。

で、総額100万円前後で買える中古のベンツをいろいろと調査してみると……これがなかなか厳しい。

いや、数自体はたくさんあるのだが、「けっこうピカピカで状態がいい」という条件を優先させると、後段の「なおかつ(ちょっとだけ)威張れる感じ」という要素がほぼゼロになってしまう。具体的には、ちょっと古い「Bクラス」(地味な小型車)など、威張りが利くどころか、あおり運転の被害にあってしまいそうなモデルを選ぶほかなくなってしまうのだ。

ならば、ということで「なおかつ(ちょっとだけ)威張れる感じ」という要素をこの予算で優先させると、今度はコンディションの面で「…………」と絶句しがちな中古車が中心となる。

要するに、メルセデス・ベンツの場合、総額100万円の予算では「あちらを立てればこちらが立たず状態」になってしまう――ということだ。
○おすすめは「総額220万円ぐらいの現行型Cクラス」

まぁ、この調子でダラダラとご説明を続けても話が長くなるばかりなので、「結論」を申し上げよう。

前述の希望条件、すなわち「けっこうピカピカで状態が良く、なおかつ(ちょっとだけ)威張れる感じで、それでいてそこそこ安いモノ」というのを満たす中古のベンツが欲しいのであれば、下記の選択こそがベストであると筆者は確信している。

●車種=現行型の「Cクラス」
●予算=総額220万円ぐらい
●グレード=なんでもいい

この条件で中古車探しを行い、なおかつ「内外装の程度や整備履歴を吟味する」という中古車選びの基本を徹底すれば、「かなりいいやつ」とまではいかないかもしれないが、「けっこういいやつ」が買える可能性は十二分にある。具体的には、「2014年式か2015年式のC180アバンギャルドで、走行距離は4万kmぐらい。レーダーセーフティパッケージ付き」というなかなか悪くないニュアンスの中古車が、きっと見つかるだろう。

当初の「総額100万円ぐらい」という想定予算は大きく超えてしまうが、総額220万円ぐらいといえば新車の軽ハイトワゴンをフルオプションで買うのと同じぐらい。それで(マイナーチェンジ前の型ではあるが)現行型の「ベンツ」が買えるのであれば、それは「安い!」ということもできるはず。

そして、現行型のCクラスは、それまでのCクラスと比べればK点越えの大進化を遂げているため、ビジュアルの面でも走りの面でもかなりバッチリ。非常にいい車というか、素晴らしい車である。

まぁ、あとは騙されたと思って(別に騙しませんが)中古車情報サイトで上記条件にて検索を行い、気になる個体がもしもご近所にあったなら、その現物を見に行ってみていただいたい。

そうすれば、私がいっていることが嘘八百ではないことが、たぶんおわかりいただけるだろう。

そのうえで、現行Cクラスの中古車を実際に買い、そしてもしもメルセデスという車の味わいに満足したならば、「一生に一度」といわずに二度でも三度でも、あの素晴らしいブランドの車を買い替えていっていただければと、心からそう思うのだ。

伊達軍曹 だてぐんそう 1967年東京都出身。外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、大手自動車メディア多数に記事を寄稿している。中古車選びの流派「伊達心眼流」の創始者(自称)。 この著者の記事一覧はこちら

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