旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

旅するカメラマン南谷有美の"住みたくなるまち" 第28回 家でも会社でもカフェでもない、第4の居場所「そばのカフェおくど」

2020年08月08日10時30分 / 提供:マイナビニュース

決まった住所を持たず、日本中を旅しながら生活しているカメラマンの南谷有美(なんや・ゆみ)さん。訪れた地域では人々とどのように交流し、どんな仕事をしてきたのか。それぞれの地域の魅力についても綴っていただきます。

私の楽しみの一つである、個性的なコワーキングスペース探し。今回は、岐阜県関市にある「そばのカフェおくど」をご紹介します。こちらは築140年以上の旧豪農屋敷をリノベーションして作られたもので、カフェ兼コワーキングスペースとなっています。
○おくどオープンまでのヒストリー

オープンに至るまでにはどのような経緯があったのか、代表の中田誠志さんにお話を伺いました。

恵那市の地域おこし協力隊として勤務した経験から、協力隊のサポートをする合同会社「地域と協力の向こう側」を経営されている中田さん。会社には、カメラマンや教員、エンジニアや学生さんなど、さまざまな人が在籍しており、中田さんは、それぞれの得意なことを活かす、地域のコーディネーター的な役割を果たされています。

そんな活動をしている中、空き家バンクの中から気になる物件を発見したのが、2017年8月。江戸末期から明治初期にかけて建築・移築された古民家でした。

歴史ある物件を後世に残したいという家主さんと、その想いに共感した中田さん。内覧会や面談を通して、お互いの想いを深めていかれたそうです。

そして、カフェや蕎麦屋等をやってほしいという家主さんの願いを主軸に、2017年12月よりお店作りをスタート。

物件の良さを残しながらも、清潔感ある快適な空間にしたい……職人さんや地域の方々、学生さんなど、さまざまな人と共に作り上げていきました。

中田さんが物件と出会ってからちょうど1年が経過した、2018年8月。「そばのカフェおくど」のオープンに至りました。
○ゆったりした時間が流れるワークスペース

そばのカフェおくどが開放しているワークスペース。「まさかこんなところにコワーキングスペースがあったとは」と驚かれる方も多いそうです。

私がお邪魔したのは日曜日だったので利用者は少なめだったのですが、平日は地元の方を中心に賑わっているのだそうです。取材時(2020年7月)は新型コロナウィルスの関係で、完全予約制になっていました。

ゆったりとした時間が流れる、そばのカフェおくど。私も集中して仕事に取り組むことができました。
○地元の食材をふんだんに使った、身体が喜ぶ食事

そばのカフェおくどのもう一つの魅力は、食事。手打ちそばをはじめ、石臼挽きそば粉のガレットランチなど、メニューを見ているだけでワクワクしてしまいます。

魅力的なメニューがたくさんありましたが、今回は、コワーキングスペース利用者限定のコワーキングランチを頂きました。この日のメニューは、手打ちそば、野菜の天ぷら、卵巻き、おいなり(柚子胡椒)、赤かぶ漬けでした。

手打ちそばは岐阜県産そば粉100%で、中津川阿木のものが使用されています。薬味は、わさびかと思いきや辛み大根。初めて食べましたが、自然な辛さが美味しかったです。

野菜の天ぷらは自家畑で採れたもの、卵焼きは山岡町の平飼い有精卵、赤かぶ漬けは地元のお母さんお手製のものと、地元の食材がふんだんに使われています。

食事で出されている米は、昔ながらの"かまど"で炊かれています。この"かまど"は文化財に指定されるほどのもので、本当に資料館等に展示されていそうな感じがしました。

さらに、食後にはデザートも楽しめました。

地元の食材を使うこと、季節を感じられるような食材を使うこと、素材本来の味を活かすように調理をするということを大切にされているのだそうです。

その言葉通り、どの食事からもホッとするような優しさが感じられました。幸せなひとときを過ごすことができました。

今回は、ちょっと変わったコワーキングスペースについて紹介しました。地域に根ざした、素敵な場所でした。岐阜県に行ったときには、また足を運びたいと思います。

○南谷有美(なんや・ゆみ)
カメラマン/ライター2018年4月に認可外保育園の園長を退いてから、各地を巡る旅人に。リモートで仕事をしながら、好きな場所で好きなことをして生活しています。

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連してるっぽい地図

あなたにおすすめの記事

関連記事

ネタ・コラムカテゴリのその他の記事

マピオンニュース ページ上部へ戻る