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ストレスたまってしんどい時の解消術 第21回 上司が理不尽で意味なく叱ると感じたら

2020年05月16日13時31分 / 提供:マイナビニュース

コロナ禍の現状。様々な規制がかかり、環境は激変、先行きも見えない……という状況の中で、大きなストレスを抱える人が増えています。これは管理職に就いていて、いわゆる「上司」と呼ばれる立場にある人も例外ではありません。

もちろん、こんな状況だからこそ、部下をいたわる素晴らしい上司はたくさんいます。しかし、自分の部下やお店の人といった自分より弱い立場の相手に対し、行き場のない(無意識かもしれませんが)イライラをぶつけて解消しようとする人も非常に多くなっている現実もあります。

あなたの上司はどうですか?

○上司がキレやすい時の対策

この2カ月ほど「上司がイライラして、すぐにキレる」「理不尽に叱られる」といった私宛ての相談が増えてきました。今回はそういった場合の対策について考えていきましょう。

まず(残念ですし、不快ですが)「イライラを自分にぶつけないでほしい」と心の中で相手に期待しても難しいものです。だからこそ前提として、「変えられない現実」だと割り切ることが必要です。

そして、こうした時の打ち手は、自分の捉え方やコミュニケーションの取り方に関して、対人ストレスを軽減するための工夫を「自ら」行うことです。そのコツは2つ。
○上司がマウンティングする理由

まずは、「なぜ相手はイライラをぶつけてくるのか?」という理由を知ること。「なぜ?」に対する答えはシンプル。「自分に自信がない人だから」です。

いわゆるマウンティングというやつですが、自分に自信がない人は自分より下の立場の相手に威圧的な態度を取り、屈服した姿を見ることで自信のなさを埋めようとする傾向があります。

特に今は先行きが見えない時代。「自分みたいな人間はこの先どうなってしまうんだろう……」という自己防衛本能からくる不安を強く感じる環境下にあり、その傾向が顕著に強く出やすい時期です。

こういった上司に当たってしまった場合は、「自分に自信がない人がマウンティングをしかけてきているのだ」と割り切り、「受け流す力を鍛える鍛錬」だと思い、適切な距離を取ろうとすることが効果的です。
○上司の叱責を境界線で判断

2つ目は「境界線」を引くこと。本来、叱るとは「間違った行動を、正しい方向へと変える手助け」として行われるもの。叱る行為そのものは悪いことではなく、むしろ相手の成長には必要なものです。

とはいえ、叱り方がうまい人から下手な人もいるのが現実。だからこそ、叱られる側は「行動」と「存在」の境界線を引く必要があります。まずは行動に関する注目点です。
○自分の行動を叱るケース

叱り上手の上司は具体的にどう改善したら良いのか? という行動に関する建設的な情報を伝えてきます。痛みを伴うフィードバックですが、あなたにとっては「糧」になる有益なもの。言われた時の不快感さえ受け流せば、成長のヒントにすることができます。

続いて叱り下手な上司。「違う!」とだけ声を荒らげ、「なぜできないのか?」という点だけを詰める叱り方をするタイプです。一見すると行動にフォーカスしていますが、正しい方向へどう変えたら良いか? が存在しないので、受け手のあなたは「すみません」という謝罪に落としどころが向かうだけ。これでは意味がありません。

こういった上司には、「この人は叱るのが下手だ」と受け止め、「ご指摘ありがとうございます。次からどうしたら良いかヒントを頂けないでしょうか?」といったように建設的な対話にあなた自ら持っていくことが効果的。自分にとって有意義な情報が得られる可能性がありますから。
○自分の存在を否定するケース

次に注目するのは、存在を否定してくるパターンです。例えば、性別や学歴、見た目や趣味など仕事とは別の「一個人」の部分を否定してくるようなタイプ。こうした言動は存在に対するメッセージで、叱る行為ではなく単なるハラスメントです。

ですので、その言葉をまともに受け止める必要はありませんし、ハラスメントとしてしかるべき手続きをとっても良いでしょう。

いかがでしょうか? ベストは理不尽な上司から離れることですが、コロナ不況がささやかれる現状、転職は得策とはいえない気がします。

だからこそ、イライラをぶつけてくるような上司に対しては、その背景を知り、適度な距離感を保ち、自分にとってのメリットを得る機会にしようと働きかけるようにしましょう。それが受けるストレスを軽減させ、自分を守ることにつながります。

○筆者プロフィール: 阿部淳一郎
ラーニングエンタテイメント 代表取締役若手の採用・育成・定着に強い人材開発コンサルタント。早稲田大学教育学部卒。筑波大学大学院(ストレスマネジメント領域)修了。保健学修士。社会人教育を行う東証一部上場企業等を経て2004年に起業。「メンタル不調者を減らし、若者の能力を引き出す」をコンセプトに人材開発業務に従事。大企業から中小・ベンチャー企業、学校、行政まで研修登壇実績は約1500本、コンサルティング実績30社。サンフランシスコ・シリコンバレーへも事業展開中。大学での就職活動領域における講師歴も長い。『これからの教え方の教科書(明日香出版社)』など著書3冊。『NHK』『日経新聞』『読売新聞』『日経アソシエ』『週刊SPA!』など取材実績も多数。

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