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iPhoneやiPad Proでも使える? 「Rakuten UN-LIMIT」導入記

2020年04月18日06時00分 / 提供:マイナビニュース

●容量を気にせず「聴き放題」したい!
楽天モバイルが、自社回線を持つ国内第4の携帯通信事業社として船出しました。同日から提供を始めた、月額2,980円で楽天回線のデータ通信が使い放題で利用できる「Rakuten UN-LIMIT」のプランを筆者も導入してみました。

○動作保証外。でも、手持ちのiPhoneで使いたい

Rakuten UN-LIMITのプランは楽天回線のデータ通信だけでなく、独自のコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」による国内通話、海外から国内への通話が「かけ放題」になるほか、SMSの利用も国内外ともに使い放題で月額2,980円というパッケージになっています。

ただ、スタート当初は楽天回線エリアが東京大阪名古屋京都神戸をはじめとした一部地域に限られ、エリアを外れるとKDDIが提供するパートナーエリアに切り替わる仕様になります。楽天とパートナー、それぞれの回線のエリア分布は楽天モバイルのホームページに随時アップデートされる最新情報が公開されています。パートナーエリアでは、4月22日以降は5GB/月まで高速通信可能。コレを超えると、1GBずつ容量を買うか、1Mbpsまでの速度制限となります。

筆者が住んでいる地域はギリギリ都内の楽天回線エリア内だったので、サービス開始当初、300万人を対象とした1年間の利用料が無料になるキャンペーンに楽天モバイルの新規契約申し込みユーザーとして応募してみました。最初にかかる費用は事務手数料の3,300円(税込)だけで、Rakuten Linkを開通させると、楽天ポイントとして同額がバックされます。

端末は買わずにSIMカードのみのプランを契約しました。楽天モバイルが動作保証している端末の中には魅力的なものもあったのですが、筆者には今回、楽天モバイルのサービスを試すうえで明快な利用目的がありました。Rakuten UN-LIMITにおいては動作保証対象外であることが明言されているiPhone、iOS端末で使いたいと考えたのです。
○SIM到着! 通信の質がよければ乗り換え

現在筆者はGoogle Pixel 4にワイモバイルのSIMカードを装着して、音声通話とデータ通信の両方に使っています。ワイモバイルは国内の3大キャリアが通話かけ放題のサービスを始める少し前、PHSの時代から10分以内の国内通話が回数制限なしで無料で使えるサービスを提供していました。当時フリーランスライターになったばかりの筆者には、電話料金の負担を最も低く抑えられるプランだったことからワイモバイルを契約。今でもなんとなく使い続けています。

iPhone 11 ProとiPad Pro(2018年/12.9インチ・第3世代)のセルラーモデルも、データ通信を中心に利用している筆者のメインツールです。それぞれSIMフリーのモデルにMVNOのドコモ回線SIMを装着して使っていますが、楽天モバイルのデータ通信が無制限に、かつスピードと接続品質が落ちることなく使えるなら、どちらかのMVNOを切って乗り換えようと考えています。

特に、仕事がらポータブルオーディオ機器を屋外で取材する機会も多いため、定額制音楽配信サービスの音源をiPhoneにダウンロードしなくても、セルラー回線を使って、データ通信容量のリミットを気にせず「聴き放題」で使える魅力は大きいと感じています。

今までにいくつかのMVNOが「データ容量無制限」をうたい文句に提供してきたサービスはどれも通信品質が期待外れでした。Rakuten UN-LIMITの本気度次第では、MVNOの回線をふたつとも解約して、iPad Proで家を離れて作業をする場面ではiPhoneで楽天回線のテザリングを活用する手もアリじゃないかと画策しています。

……とはいえ。以上の計画も、Rakuten UN-LIMITのSIMが筆者のiOS端末で動作しなかった場合はすべて絵に描いた餅になってしまいます。無事回線につながることを祈りつつSIMの到着を待っていました。途中筆者の申し込み段階でのミスに起因する紆余曲折を経て、予定より少し遅れてSIMが到着しました。
○Rakuten Link非対応の制約もあるが……

繰り返しになりますが、楽天モバイルではiPhoneやiOS端末でRakuten UN-LIMITを利用する場合、動作保証の対象外であることをサイト等で明確に伝えています。MVNOの楽天モバイルが提供するドコモ回線・au回線のiPhoneも同様に動作は保証されていません。

またコミュニケーションアプリのRakuten LinkはiOSのプラットフォーム自体に対応していないため、仮にデータ通信は動作したとして、iPhoneによる音声通話はFaceTimeやSkypeなど他の手段を模索する必要があります。

もし楽天回線をメインに据えて音声通話・データ通信をフル活用したい場合は、やはり楽天回線の対応機種を選ぶべきだと思います。

以上のことを踏まえた上で、以下筆者のiPhone / iPad Proによる楽天回線の開通奮闘記(?)をお伝えしましょう。いまサービスの申し込みを検討されている皆様の役に立てば幸いです。

国が新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を発出したことにより、東京都内で外出自粛要請が出ているため、残念ながら本稿執筆のため取材をした時点では、楽天回線提供エリアの確認について、筆者が徒歩で移動できる範囲内での簡易なチェックにとどめています。この先に環境が落ち着いてきた頃、また改めて検証できたことがあれば報告したいと思います。

●iPhoneの利用は自己判断で。その結果は?
Rakuten UN-LIMITのSIMカードは宅急便で送られてきました。荷物の中に同梱されているスタートガイドを開いて「楽天回線の開通手続き」の説明を読むと、SIMカードをセットした後にスマートフォンの電源を投入すると表示される、初期設定のWebページに従って開通できると書いてあります。
○iPhone 11 Proでは簡単に開通して拍子抜け

iPhone 11 Proは動作保証対象外の端末なので、SIMカードを装着して電源を立ち上げても開通手続きのページには遷移しませんでした。

一瞬どきっとしたものの、代わりにすぐアンテナピクトにLTEのアイコンが表示され、モバイル通信設定は「Rakuten」のネットワークを自動選択、電話番号も切り替わっていました。APNを設定するための構成プロファイルのダウンロード / インストールも不要でした(筆者環境の場合)。

iPhoneのフィールドテストモード(電話アプリで「*3001#12345#*」をダイヤル)から「LTE」>「Serving Cell Info」を開いて、自宅のある場所で楽天のLTE回線がつかめているか確認したところ、無事に「バンド3」(楽天回線で使われるバンド)に接続されていました。少し近所を散歩してみた限りではパートナー回線に接続先がスイッチすることもないようでした。

スピード測定アプリで速度を確認すると、平日昼間の時間帯で下り50Mbps前後/上り10Mbps前後(平均値)、ネットワークが混雑しがちな夕方から夜間の時間帯でも下り40Mbps前後/上り10Mbps前後(平均値)が出せていました。動画や音楽コンテンツのダウンロードがきびきびと動いてとても快適です。

「音声通話とデータ」の設定を確認すると「LTE,VoLTEオフ」になっていたのでこちらをVoLTEオンに切り換えてみると、電話アプリから音声通話もできました(Rakuten Linkを使わない場合、30秒20円の通話料が必要)。

○開通後はiPad Proでも快適につながった

iPad ProにSIMカードを差し替えてみても、特に設定を求められることもなく楽天のLTE回線につながりました。なお筆者が以前に使っていたSIMフリー版のiPhone Xでは楽天回線につながりませんでした。

SIMカードを再度iPhone 11 Proに入れ替えて少し外を歩いてみると、やはり楽天回線はまだエリア品質が安定していないように感じられました。駅の改札は下り・上りともに十分な通信速度が出せていましたが、駅前の商業施設に入ると地下階では圏外のまま通信は沈黙。上層階に移動するとようやくつながり、下り数Mbpsのスピードが出せるようになりました。今回はしっかりと試せていませんが、カフェに入ったり、窓のない地下階の店舗に行ったりすると、場所によってはつながらなくなる可能性もありそうです。

○5ギガまで無料になったauローミングがうれしい

Rakuten UN-LIMITの利用を開始した友人から寄せられた情報や、Webの記事、ユーザーのレポートなどを読んでみると、楽天モバイルが公開している回線提供エリア内でも、所々でパートナー回線に切り替わるポイントがあるようです。iPhoneを持って屋外を移動しながら快調に動画や音楽の使い放題サービスを満喫していたら、油断しているうちにパートナー回線に切り替わっていて、データを浪費していることもあるかもしれません。

ただし、楽天モバイルはサービス開始日の4月8日に、Rakuten UN-LIMITを「2.0」にバージョンアップして、プランの料金内で無制限に使えるパートナーの回線データ容量を5GB/月に、データ容量消費後の通信速度を最大1Mbpsに強化しました。パートナー回線によるデータ使用量はmy 楽天モバイルにブラウザからログインすれば、iPhoneやiPadからでも確認できます。4月22日以降のデータ容量増量が今から楽しみです。

また外出できる機会が増えてきたら、まずは腰を落ち着けた場所でiPhoneが楽天回線につながっていることを確認して、それからコンテンツ再生を楽しんだり、テザリングしながらiPad Proで仕事をこなしたりと使ってみたいですね。

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