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次世代ARグラス用マイクロLED開発に向けimecの技術者がベンチャーを設立

2020年01月15日10時58分 / 提供:マイナビニュース

ベルギーのハイテク・ナノテク研究機関imecからマイクロLEDディスプレイ開発担当技術者らが、imecのスタートアップ支援ファンドであるimec.expandなどから450万ユーロ(約5億5000万円)の資金援助をうけてスピンオフし、次世代AR(拡張現実)向けディスプレイ用マイクロLEDの製品化を目指す活動を開始した。

「MICLEDI Microdisplays」と名付けられたベンチャー企業は、imecのディスプレイ研究開発部門の研究者であったSoeren Steudel氏と Alexander Mityashin氏によって創業され、半導体産業で経営者としての経験のあるSean Lord氏をCEOとして招聘。小型軽量かつ電池寿命が長く、リーズナブルな価格のスマートグラスの実現に向け、世界でもっとも小型かつ明るいディスプレイを開発することを目指している。

同社の中核技術は、300mmウェハ上にマイクロLEDを積層する新たな実装技術であり、imecと協力して、imec本社にある300mm研究開発ラインでディスプレイの試作を行う予定だという。

共同創業者のSoeren Steudel氏は「ARグラスは、将来、スマートフォンにとって替わるかもしれない。その場合、ディスプレイ技術がカギを握るだろう。今日のディスプレイ技術は、次世代ARグラス実現に必要な仕様を満足できない。MICLEDIで、私たちはこの課題解決に取り組んでおり、すでに市販されているディスプレイに比べ100倍明るいディスプレイを開発済みである」と述べている。

また、imecプレジデント兼CEOのLuc Vand den hove氏は「ハードウェアの開発には、勇気と資金と時間が必要である。当社の研究開発から生まれた技術開発成果を商品化までもっていこうという技術者の起業家精神を誇りに思う。この開発には、imecの有機ディスプレイの開発、300mm集積技術、ウェハスケール光学技術が活用されている」と述べている。

なお、imecは1984年に創業したが、その2年後の1986年以降、現在までに同社所属の技術者がスピンオフをして約120社のベンチャー企業を立ち上げていることもあり、その資金援助を目的としたファンドを設立するなど、起業を奨励している。

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