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シャープが8Kカメラ搭載5Gスマホ開発発表、dynabook 8K編集ソリューションも - CES 2020

2020年01月10日05時53分 / 提供:マイナビニュース

シャープは、米ラスベガスで開催中の家電/テクノロジー見本市「CES 2020」のブースで、8Kと5Gによるエコシステムを出展。さらに、北米市場へ投入する白物家電を含め、IoT製品によるスマートライフを実現するための機器やソリューションを一堂に集めて展示しています。

○dynabookの8K動画編集用ワークステーションを参考出展

シャープの8Kエコシステムの中に、新たに動画を編集するための環境が加わります。CES会場で現地時間1月7日、報道関係者向けのプレスカンファレンスが開催され、dynabookブランドから8K対応のプロシューマー向けワークステーションの技術展示が行われました。

ワークステーションを構成する機器として、第10世代のインテルCoreプロセッサーを搭載した15.6型ノートPCと、NVIDIAのグラフィックボードを載せたタワー型の外付けGPUを紹介。各機器の間はThunderbolt 3により接続されています。この2つの製品が、dynabookにより試作されたプロトタイプです。

このGPUをシャープの業務用8Kモニターと4本のHDMIケーブルでつなぎ、8K映像を伝送。8Kモニターで動画を編集できるシステムになっています。

実際に、アドビの動画編集ソフト「Premiere Pro」を使ってワークステーションで8K映像を編集するデモを実施。エフェクトなどを加えながら、円滑な作業が進められるシステムの安定したパフォーマンスが紹介されました。

今回試作された8K編集ソリューションについてDynabook AmericasのPhilip Osako氏は「これまでにシャープが紹介してきた8Kベースの映像コンテンツの制作環境として、表示に伝送、撮影に加えて編集ソリューションを提供することが狙い」であると述べています。

具体的に製品化の時期が定められているものではありませんが、今回のCESでの発表をキックオフの機会として、今後も継続的にプロシューマーへのテストマーケティングを行いながら、得た反響を細かな仕様に反映させ、改良を加えたかたちで製品化を模索する、とOsako氏は話していました。

なお、シャープは2019年9月にドイツで開催された家電の展示会「IFA 2019」で、8K対応ディスプレイと本体がセパレート構成のPCと、一体型の8K PCの開発計画を発表しています。CESのブースには、2021年の発売に向けてDynabookが開発を進める8K PCのモックアップが展示されていました。

○8Kカメラ搭載の5Gスマホを開発中!

8Kと5Gに関連するソリューションとして、シャープの取締役 副社長執行役員兼AIoT戦略推進室長兼欧州代表である石田佳久氏はカンファレンスの壇上で、「8Kカメラを搭載する5Gスマホ」の開発を進めていることを明らかにしました。

シャープはこれまでにいくつかの展示会でAQUOS R3をベースにした5G対応スマホを展示してきました。今回はCESにも同じ試作機を置いていますが、こちらの製品とは別になる8Kカメラを内蔵する製品の開発計画が初めて明らかになった格好です。

シャープは業務用の8Kカムコーダー「8C-B60A」を国内で商品化、発売しています。2019年のCESではミラーレスカメラ風のコンパクトサイズとした8Kビデオカメラ「8C-B30A」の開発を進めていることを発表しました。

これらの製品のノウハウがどのような形でスマホに落とし込まれるのか、今回のイベントでは詳細を明らかにしていませんが、自社で8K CMOSセンサーを開発・製造できるシャープの技術がコンシューマにより近い製品として形で実現されるのが今からとても楽しみです。
○外光に強い反射型液晶を初出展。120V型8Kや巻き取れる4K OLEDも

映像関連では、「IFA 2019」で発表された120V型8K液晶ディスプレイや、自動で巻き取れる業務用途向けの30V型4Kフレキシブル有機ELディスプレイ、フルHD解像度の90V型シースルー液晶ディスプレイなどがブースに並んでいます。

CES 2020で初めて出展された、反射型液晶を使った31.5型のディスプレイは、強い外光を浴びる屋外環境に設置しても高い視認性を実現する製品。デジタルサイネージなどでの活用を想定しています。

明るい環境下で視認性を上げるためにバックライトを強く焚く必要がないため、駆動時の消費電力を低く抑えられる特徴があります。反対に夜間等、暗い場所での視認性を確保するためには、別途用意したバックライトを点灯して駆動モードを切り換えながら使うという活用方法が提案されていました。

このほか、シャープは2019年末から北米でのテレビ事業を再スタートしています。CESのブースには4K対応のAQUOSの展示があり、北米市場への再参入を印象付けていました。
○北米市場へ白物家電の投入始まる

シャープの白物家電も、いよいよ2020年春から北米市場で本格的に投入が始まります。ブースでは冷蔵庫や食洗機、オーブンなど北米市場に合わせた商品ラインナップを揃えた展示が行われています。

日本ではAIとIoTの技術を掛け合わせて展開するスマート家電については、北米ではスマホアプリを使ってWi-Fi経由でコントロールできる、ビルトインタイプの電子レンジとスチームオーブンから投入が始まります。

1月に発売される電子レンジは、アプリから調理・解凍する食材を選択して適温を保ちながら調理する機能を搭載しています。いくつかの食材に合わせたメニューがプリセットされていますが、ユーザーが独自にカスタマイズした設定値を保存して繰り返し使うこともできます。

ブースの説明員によると、北米市場でもやはりスマート家電への注目度は次第に高まってきており、ユーザーにトラブルシューティングのサポートを提供できる体制を整えながら普及を図ることが大事だ、と話していました。

また、家庭に導入した複数のスマート家電をひとつのアプリで管理できるプラットフォームの整備についても、個別製品の機能や使い勝手をブラッシュアップしていくことと同様に、今後の課題として見据えているそうです。

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