2019年12月13日08時00分 / 提供:マイナビニュース
CM-5のネットワークは仮想アドレスをサポートしており、以前説明したように、アドレス変換のやり方でネットワークを分割して規模の異なる複数のマシンとして使うことができた。
また、図には書かれていないが、全ノードに接続できる診断用ネットワークを持っていた。CM-5は大規模なマシンであったので、故障個所を素早く、正確に見つけられることが重要であり、エラーチェックが充実した設計であった。レジスタやメモリはエラー訂正回路やパリティーチェックで守られ、データネットワークも、その40%のハードウェアは診断のための機能であり、単にデータのエラーを見つけるだけでなく、どのリンクが故障しているかまで切り分けられる機能を持っていたという。
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