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今田美桜、“22歳の約束”と恩人たちの言葉「あなたを信じてよかった」

2019年09月06日10時00分 / 提供:マイナビニュース

●『3年A組』永野芽郁からのメールに救われる
連続ドラマに初めてレギュラー出演したのが、2017年の『僕たちがやりました』(カンテレ・フジテレビ系)。そこからわずか数年の間に、インスタグラムのフォロワー220万人を抱えるなど、今田美桜の人気は瞬く間に全国区になった。世間の声に後押しされるように、今年7月には自身初のスタイルブック『イマ』(KADOKAWA)を発売。そこに収録されている永野芽郁との初対談、幼少期からすべてのことを告白したロングインタビューには、自分をさらけ出すことにためらいつつも、周囲に感謝する今田の人柄がにじみ出る。

俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第8回。オーディションに落ち続けた不遇の時代を経て、なぜ彼女はこの短期間で大きく飛躍することができたのか。そして、「22歳の約束」とは。『僕たちがやりました』、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系・19)で共演した永野芽郁をはじめ、彼女が恩人と慕う人物からの言葉にそのヒントが隠されていた。

○■永野芽郁は「占い師みたい」

――スタイルブックのオファーを受けて、率直にどう思われましたか?

すごくうれしかったんですけど、みんな私のことをここまで知りたいのかな? という不安はありました。もちろん、私のことしか載ってないので(笑)。でも、せっかくの機会なので、良いものにしたいと思って前向きに考えるようにしました。

――ロケ地のロサンゼルスは憧れの地だったそうですね。

スタイルブックは写真集とは違ってファッション寄りなので、古着がたくさんあってハッピーな空気にも触れられそうな場所として、希望しました。思っていた以上に楽しくて、本当に幸せな時間でした。

――幼少期から振り返るロングインタビューも、かなり読み応えがありました。

小さい頃から、ほとんどのことが書かれています。

――今田さんを取材する人は必読ですね(笑)。

そうですね(笑)。タイトル「イマ」の通り、私の「今」が詰まった本です。

――永野芽郁さんとの対談は、どのような経緯で決まったんですか?

編集の方と話し合う中で誰かと対談することになり、お願いすることになりました。芽郁との初対面は、私が最初にドラマに出させていただいた『僕たちがやりました』。そこで彼女はヒロインで、私はそのお友達役。そこから、もう一人のお友達役の岡崎紗絵ちゃんとご飯に行くようになって。『3年A組』でご一緒させていただいて、さらに仲良くなりました。

――友人関係の人と共演する時、特に意識することはないですか?

『3年A組』では、本当に仲が良くない関係だったので(笑)。プライベートでお会いする時とは違いましたけど、『3年A組』の撮影の裏では、隣で話すこともありました。

――重要なシーンの前日、永野さんから励ましのメールが届いたそうですね。

台本を読んでいた時にふと携帯を見たら、一言だけ「気張らずにね」って。本当にびっくりしました。手描きのハートマークと一緒に(笑)。

――ハートまで(笑)。

私のその重要なシーンは5話。それまで、生徒達は先生(菅田将暉)と戦って、先生から反対されながら泣くような流れでした。でも、私は先生から肯定される展開で、私にとっては予期せぬ台本……。菅田(将暉)さんのセリフで「お前は間違ってない」と書かれていたので、「どうしよう!」って混乱しちゃって(笑)。もちろん、役の気持ちは分かりますが、それまでにない流れだったので、どんなふうになるんだろうと。そんな私に、芽郁は気づいてくれた。そういうところも魅力的な方です。

――『僕たちがやりました』では、永野さんから積極的にコミュニケーションをとられたそうですね。今田さんは、「待ち」のタイプ?

どちらかというと自分から話し掛けるのは、苦手です。わりと誰とでも仲良くなるんですけど……芽郁も言ってたと思うんですけど、私は「壁がある」みたいで……。周りからはそう見られることが多いので、「待ち」のタイプなんだと思います。

――永野さんは、波長や考え方まで合う方。そこまで馬が合う人との出会いは、よくあることなんですか?

友達がそんなに多くなくて……というか少ないです(笑)。お仕事で知り合った方と仲良くできるなんて、上京する前は全く思ってなくて。だから、うれしかったですね。何よりも、東京で仕事をするという覚悟というか、緊張感があったので、どうやって話しかけていいのかすらわからなかった。そんな中で、芽郁が「ごあいさつしましたっけ! 永野芽郁です!」って来てくれた(笑)。

――今田さんについて、永野さんは「自分に自信がないところが魅力」とおっしゃっています。そういう自覚はありますか?

そうですね。自信ないです(笑)。でも、そういう話をしたことがなかったので……本当にすごいなと思います。占い師みたい(笑)。

●『花のち晴れ』出演で知ったこと
――逆に、今田さんは永野さんをどのように見ているんですか?

すごく周りが見えている人。自分の立場だからこそできることを、「そこまで考えなくていいのに」というところまで考えていて。でも、それが心配になることもあるんです。その姿勢は、年下とは思えないくらい……。私にとっては、お姉ちゃん的な存在だったり、妹的な存在だったり、お友達でもあったり。いろいろな立場になってくれる人です。実は、芽郁は妹と同い年なんですけど、妹と同じ年齢には思えなくて(笑)。いろいろな面を持ち合わせている、本当にすごい女性です。

――演技の面ですごいと思うことはありましたか?

『3年A組』の合間では、「昨日、店員さんのオススメ品を断れなくて買っちゃった!」とか世間話をしながら、現場に入った瞬間に「茅野さくら」に変わるんです。急にボロボロ泣き出すし、そのスイッチって一体何なんだろうと……。私には絶対にないスイッチです(笑)。

――ということは、今田さんはしっかり集中して入るタイプですか?

正直、自分がどうなのかはまだ分かっていないところでもあるんですけど、『3年A組』ではあまり笑わず孤立感がある役だったので、裏ではどのように振る舞えばいいのか分からなかったです。普通に話していても、違和感があるというか。カメラが回っていないところで笑っても、うまく笑えないというか。芽郁は、そんなことも感じさせない。不思議な人ですね。

――ロングインタビューでは、恩人たちの言葉についても触れられていましたが、それらには「自然体で」という優しいメッセージが共通していますね。

言われてみれば、そうですね! 19歳で上京したので、オーディションを受けている時も、「絶対にこの役を獲らなきゃ!」という焦りがすごくあって。落ちるとその分すごく落ち込んだんですけど、今の事務所の社長に「8勝7敗でいい」と言ってもらえてすごく気持ちが楽になりました。それも、芽郁からもらった「気張らずに」という言葉とも共通している部分ですね。

それから、『記憶』(フジテレビ・J:COM)で共演させていただいた中井貴一さん。お話している時、私が知らない言葉がたくさんあって、そのたびに聞いてたんです。それを面白がってくれていたんですけど、クランクアップの時に「あなたは30点台。でも、そのままでいい」と言われたんです。「自分はこのままでいいんだ」と思えて、気持ちが楽になりました。

――だからこそ、今田さんは「人に恵まれている」と実感されているんですね。

なかなかそういうふうに声をかけてくださる方もいないと思うので。本当に恵まれていると思います。

○■スタイルブックを読んだ父からメール

――ご両親は大学に進学することを望み、芝居に打ち込むことには大反対。三者面談で、担任の先生が後押しをしてくれて、「同い歳のみんなが大学を卒業する22歳まで、女優としての道に可能性があるか試して、22歳の時にもう1回考えてみること」という条件で、ご両親も受け入れたそうですね。

そうですね。「22歳まで」という約束をした私にとって、22歳を迎える今年は結構大事な年で。今まで自分の言葉で振り返るようなロングインタビューがなかったので、このような本を出すタイミングをいただけて、すごくありがたかったです。

それから……最近、これを読んだという父から連絡がありました。22歳になって、そのことを話してなかったんですよね。忘れてるんだろうと思っていて。忘れてるということは、安心してくれていることなんだろうなと(笑)。でも、先日父からメールが届いて、そこには「22歳という節目を作ったのは、心配だったからでした。あなたを信じて、進んでくれてよかったです」と書いてありました。

ロングインタビューでは家族のことも話しているので、家族の中でもすごく盛り上がったみたいで(笑)。私だけではなくて、家族にとっても振り返るきっかけになりました。

――多くの転機について言及されていましたが、女優としてはどのような転機がありましたか?

たくさんあるので難しいですが……いろいろな方に知ってもらうきっかけになったのは、『花のち晴れ ~花男 Next Season~』(TBS系・18)の真矢愛莉を演じさせていただいてから。私は『花より男子』を観ていた世代で、当時学校ではドラマの話で持ちきりになるくらい。「あの英徳学園に入るんだ……」と自分の中ではファンタジーの世界に入ることのような……。そして、マンガ原作なのでファンの方の期待を裏切るわけにはいかない。何よりも、私自身が真矢愛莉が好きで。その役を演じることができるのがすごくうれしくて、がんばろうと思いました。

――周囲の反応はいかがでしたか?

愛莉が晴を諦めて、音の味方になった第4話の放送後、急にインスタグラムのフォロワーが増えてびっくりしました。それだけの人が反応してくれたこともそうですが、ドラマをこれだけ多くの人がご覧になっているというのも発見で。

その後に反響が大きかったといえば、『3年A組』です。あの精神状態の中、同世代同士で直球の投げ合いというか、すごく緊張感があって。共演者の方やスタッフさんによって、それぞれ吸収させていただくものが違うので、転機になったのは『花のち晴れ』、吸収するものはすべての作品です。

――「新しい自分を知ることができるのが女優という仕事の魅力」とおっしゃっていましたね。今まで気づかなかった自分の一面を知ることができたことはありますか?

共演者の方々が毎回異なる中で、「こんな声出るんだ!?」とか、「こんなに口を開けたことなかったな」とか自分でも驚くことがあります(笑)。

――確かに、そこまで口を大きく開けることなんて、日常ではあまりないですよね(笑)。

つい先日、『セミオトコ』(テレビ朝日系)で驚くシーンがあって。台本を読んで、「こういう言い方にすればいいのかな」とかいろいろ考えて臨んだんですけど、大きく開いた口にびっくり(笑)。

――次の作品で、新たな自分に出会える。素敵な職業ですね。

そうですね。今回のスタイルブックには、今の自分が詰まっています。未来は分からないですが、これが今の自分。

だから、タイトルも直球です(笑)。英語のタイトルも考えたんですけど、飾りすぎて自分っぽくないなと。かといって、「いま」というもの自分っぽくない。自然体の自分のイメージに近い、カタカナの「イマ」にしました。

■プロフィール
今田美桜(いまだ・みお)
1997年3月5日生まれ。福岡県出身。身長157センチ。A型。高校2年生の時にスカウトされ、福岡で芸能活動を開始。19歳の時に現事務所の社長にスカウトされ、2016年8月に上京。これまで、『僕たちがやりました』(関西テレビ/フジテレビ系)、『記憶』(フジテレビNEXT/J:COM)、『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS)、『SUIT/スーツ』(フジテレビ)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)などのドラマに出演。現在は、テレビ朝日系ドラマ『セミオトコ』(毎週金曜23:15~)に出演している。

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