2019年09月05日08時30分 / 提供:マイナビニュース
はい、iOS 13向けに開発されたアプリは「ダークモード」の対応が重要なポイントになります。これから登場するアプリはiOS 13での動作が前提ですから、いずれすべてのアプリがダークモードに対応することは確実でしょう。
ダークモードは、メニューや背景などアプリの外観を黒基調にする機能です。暗い場所で見ても明るすぎないだけでなく、iPhone Xなどに採用されている有機EL(OLED)ディスプレイは画素1つ1つが色を表現する自発光型で、消灯すれば色を表現できる黒は電力を消費しないため、暗い部分が増えるダークモードでは省エネ効果も期待できます。
そのような事情を考慮してか、Appleはアプリ開発者にダークモード対応を促しています。開発者イベント「WWDC 2019」で公開されたビデオによれば(リンク)、アプリはコントロールセンターやSiriを通じて通常の表示モードとダークモードを選択できるようになるとのことで、周囲の状況/明るさに応じてすばやくアプリの色調を変えられることが当たり前になりそうです。
ところで、TwitterやFirefoxなどすでに「ダークモード」と称する表示オプションを用意したアプリも存在しますが、それはあくまでアプリ独自の機能です。iPhone全体で横断的に適用される表示状態ではなく、ダークモードをシステムレベルでサポートするiOS 13以降は廃止される可能性もあります。