旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

ペットも熱中症に?! 日本気象協会9月の暑さに警鐘 - おすすめ対策グッズは

2019年09月06日11時15分 / 提供:マイナビニュース

●症状と世代別の発症シーン
8月も終わりを迎えましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。9月に入っても、熱中症の警戒が必要な日々が続きそうです。今回は、熱中症の症状や対策について、子どもや高齢者、ペットなど、それぞれに分けて注意点をまとめてみました。しっかりと対策をして、残暑を乗り切りましょう!

○熱中症とは? どんな症状?

熱中症とは、高温多湿な環境に私たちの体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称のことを言います。人間の体は、体温があがった際には基本的には汗をかき、身体の表面から熱を空気中に逃がして37℃を超えないように出来ていますが、体外にうまく熱を捨てられないと、体に熱がたまってしまいます。このような状態を熱中症といいます。

主な症状は以下の通りです。

1.めまいや顔のほてり
めまいや立ちくらみ、顔がほてるなど。一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出たりすることもある。

2.筋肉痛や筋肉のけいれん
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る。筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなったりすることも。

3.体のだるさや吐き気
体がぐったりし、力が入らない。吐き気やおう吐、頭痛などを伴うこともある。

4.汗のかき方がおかしい
汗が止まらない、もしくはまったく汗をかかないなど、汗のかき方に異常がある。

5.体温が高い、皮膚の異常
体温が高く、皮膚を触るととても熱い、皮膚が赤く乾いているなど。

6.呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をしたりする。または、体がガクガクとひきつけを起こす、まっすぐ歩けないなどの異常がある。

7.水分補給ができない
呼びかけに反応せず、自分で上手に水分補給ができない。

一口に「熱中症」と言っても、その症状はさまざまなので、上記のような症状があったら熱中症の疑いがあることを頭に入れておくと安心です。特に6、7は危険な状態ですので、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

では、主な症状に関しては理解しましたが、熱中症のリスクが高い状況について、世代ごとで違いはあるのでしょうか。最近はペットも大切な家族の一員だという方も多いかと思いますので、それぞれの注意点や対策を見ていきましょう。
○働く人たちの熱中症リスク

ビジネスパーソンなどの働く人たちにとっても、熱中症は大きな脅威となります。その中でも、建設業や製造業、運送業や警備業など屋外で長時間働くことが多い人たちは特に注意が必要です。作業のために通気性の悪い衣服や保護具を着用する場合、高温多湿・直射日光や無風などの条件下で作業を始めた初日~数日間や、休み明けなどは体が暑さに慣れていないタイミングは特に注意してください。対策としては以下のとおりです。

【対策】
・暑さ指数(WBGT値)が計れる測定器を用いて、基準値を超えていないか確認する
・帽子をかぶったり、日陰で作業をするなどして直射日光をさえぎる
・扇風機などで風通しをよくする
・こまめに休憩を取る
・身体を適度に冷やせるグッズや設備を利用する
・水分、塩分を定期的に補給する
・吸湿性や通気性がよい素材の服を選ぶ
・できるだけ1人では作業せず、周囲の人が変化に気づける環境づくりをする

オフィスなど屋内で働く人も、通勤時の満員電車や外回りの際など、その環境によっては熱中症になる可能性があります。できるだけ通気性の良い服装をこころがけ、日かげを選んで歩くなど、日々の生活を工夫して熱中症から身を守りましょう。
○子どもを熱中症から守る

乳幼児は自律神経の働きが未熟で、放熱や発汗による体温調節がうまくできないため、大人に比べて熱中症にかかりやすいといわれています。また、新陳代謝も活発なので、汗や尿として体から出ていく水分が多く、脱水を起こしやすいという側面もあります。歩行時はもちろん、ベビーカーの利用時も大人よりも背が低く地面に近い乳幼児は、地面の照り返し(輻射熱)を受けやすいことなどがあり、熱中症の危険度が高まります。

乳幼児は暑さや体の不調を自分の言葉で十分に訴えることができません。さらに遊びに夢中になってしまうと、のどの渇きや気分の悪さといった熱中症のサインに気づくのが遅くなりがちです。以下の対策を行い、汗のかき方や体温、顔色や泣き方など子どもの変化に十分注意してあげたいところですね。

【対策】
・水分を多めにとらせてあげる
・熱がこもらない素材や薄い色の衣服や帽子を身につけさせる
・子どものいる高さの気温や湿度を気にかける
・車内などの暑い環境に置き去りにしない
・日差しがない屋内でも屋外と同じ対策を意識する

児童や中高生についても、体育の授業や部活動、遠足や登山などの野外活動で熱中症にかかるリスクがありますので十分な対策が必要です。屋外での活動の際には無理をしすぎず、通学時にも日よけ対策をしっかりとしましょう。また屋内でも、風のない閉め切った体育館での運動や、剣道など防具をつける競技は熱中症に特に注意が必要です。周囲の大人が普段から子どもたちに呼びかけをしてあげることが大切です。
○熱中症搬送者の約半数は高齢者

2018年5月から9月にかけて熱中症で救急搬送された人のうち、約半数の48.1%が65歳以上の高齢者でした(※1)。高齢者は体温の調節機能が落ちて、温度に対する感覚が弱くなるため、暑さを自覚しにくくなります。また、体内の水分量が減少して脱水状態になりやすいのも特徴です。

自宅で発症したというニュースもよく耳にしますが、もったいないと思ってクーラーなど冷房機器を控えるのは、熱中症のリスクを高めるのでおすすめしません。

【対策】
・気温や湿度を測って周りの環境を把握する
・冷房などを利用して室内を涼しくする
・のどが乾く前に水分を計画的にとる
・入浴前や寝る前には水分補給をする
・服装や時間帯に配慮して出かける

高齢者は、自分で暑さやのどの渇きに気づきにくいうえ、体調の悪化を我慢してしまうことがあります。意識的に対策をするよう心がけ、周りの人も体調に変わりがないかこまめに気にかけましょう。

※1「平成30年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」(総務省消防庁)
○ペットも熱中症になる

ペットの熱中症は、高温多湿な環境に長時間さらされることで体温が上昇し、高体温および脱水によって起こります。また、体温を発散する機能が低下している場合や、運動のしすぎによっても起こる場合があります。

地面から近いところを歩き、気温以上に高温の環境下にさらされているペット。猫でもまれに見られますが、圧倒的に犬に多く見られます。その中でも、特に熱中症のリスクが高い犬種はフレンチ・ブルドッグ、パグ、シーズーなど。猫ではペルシャ、エキゾチックショートヘア、ヒマラヤンなどの短頭種のリスクが高く、肥満の場合には犬猫共に注意が必要です。

熱中症の初期症状としては、パンティング(「ハアハア」という激しい呼吸)、よだれ、歯肉や舌のほか結膜などの充血やうっ血、頻脈などが見られます。こうした場合、なるべく直腸(肛門)で体温測定をしてみましょう。40度を超える場合には熱中症の疑いが強いです。また、重篤化した場合には、ぐったりとして意識がない、嘔吐や下痢、震え、意識がない、けいれん発作などの症状が生じる場合もあり、最悪の場合、死に至ることもあります。症状をしっかりと把握して、迅速な処置をしてあげましょう。

【対策】
・ペットを高温の環境に置かない
・暑い時間帯に散歩や外出をしない
・こまめな給水を心がける
・必要に応じて水道水をかけ流すなどして体を冷やす
・室内は26度以下を保ち、風通しをよくする
・室内ではペットが自由に居場所を選択できるようにする
・飲み水を飲める状態を維持する

もしペットが熱中症になってしまったら、症状が出てから90分以内を目安に、早急に治療をすることが大切です。全身に常温の水道水をかけたり、水道水で濡らしたタオルなどで体を包み、涼しい場所で風を送ったりして、体幹を冷やしてあげましょう。すぐに動物病院を受診してください。

症状をうまく訴えられないペットの命を守れるのは飼い主さんだけです。熱中症のリスクをできるだけ避け、もしもかかってしまった場合は、できるだけ早く正しい処置をしてあげることが大切です。

●すぐできる対策とおすすめグッズを紹介
日本気象協会が発表した2019年の気温傾向によると、9月の気温は、全国的に平年並か平年より高い見込みです。また、熱中症傾向によると、9月前半は、東北南部から沖縄にかけて「警戒」ランクの所が多く、9月後半は、近畿や九州沖縄で「警戒」ランクの所がある見込みですので、まだまだ熱中症対策は欠かせません。

そこで、最後に簡単にできる対策や、おすすめの熱中症対策グッズをご紹介します。
○■対策1 水分をこまめにとる

のどが渇いていなくても、こまめな水分補給を心がけましょう。

<例>
スポーツドリンク、麦茶、浄水器、水筒など

外出する場合には、飲み物を持参して、すぐに水分を補給できるようにしておきましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲み物は、水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながります。自分に合った方法で、こまめに水分をとりましょう。
○■対策2 塩分をほどよくとる

過度に塩分をとる必要はありませんが、毎日の食事を通してほどよくとりましょう。ただ、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、相談の上、指示に従いましょう。

<例>
漬物、塩分を含む飴やタブレットなど

汗には水分だけではなく、ナトリウムをはじめとするミネラルも含まれているため、汗をかいた後は、水だけでなく適度な塩分が必要になります。食事からほどよく摂取すると同時に、塩分を含む飴やタブレットをうまく使って、水分と塩分をバランスよく補給しましょう。
○■対策3 バランスの良い食事をとる

バランスのよい食事をとり、普段からきちんと体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをしましょう。

<例>
ビタミンB1を含む食事(豚肉や大豆製品、モロヘイヤ、玄米など)、ビタミンCを含む食事(赤ピーマンなどのカラフルな生の夏野菜)、クエン酸を含む食事(梅干しや酢、レモン、グループフルーツ)など

炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1、免疫力を高めストレスへの抗体を作ってくれるビタミンC、疲れの原因になる乳酸の発生を抑えてくれるクエン酸が含まれた食事はおすすめです。ただ、この栄養だけを摂取すればいいということではなく、これらを特に意識しながら、他の栄養素もバランスよく摂ることが何よりも大切です。
○■対策4 睡眠環境を快適に保つ

睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症を予防しましょう。

<例>
通気性や吸水性の良い寝具など

○■対策5 気温と湿度を把握して室内を涼しくする

いま自分のいる環境の気温や湿度をいつも気にしましょう。屋内の場合は、日差しを遮ったり風通しを良くしたりすることで、気温や湿度が高くなるのを防ぎましょう。また、扇風機や空調で室温を適度に下げましょう。

<例>
温湿度計、熱中症計、車やベランダの窓の日よけなど
○■対策6 衣服を工夫する

衣服で暑さを調整しましょう。麻や綿など通気性のよい生地を選び、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶとよいでしょう。

<例>
通気性、吸水性、速乾性にすぐれた素材の服、ファンつきの「空調服」

中には通気性や吸水性が優れているだけでなく、放熱性や遮熱性の高い素材を使用して作られている衣服もあります。また、着用すると冷たく感じるような衣服も販売されているので、購入するときには、素材にも注目して選ぶとよさそうです。また、左右の腰のあたりにファンがとりつけられている「空調服」なども活用できるかもしれません。
○■対策7 外出時は日ざしをよけてこまめに休憩をとる

帽子をかぶったり、日傘をさしたりすることで直射日光をよけ、なるべく日かげで活動するようにしましょう。冷却グッズを利用して、首元などの太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことができます。また、暑さや日差しにさらされる環境で活動をするときなどは、こまめな休憩をとり、無理をしないようにしましょう。

<例>
帽子、日傘、冷却スプレー、冷却シート、スカーフ、氷枕、ポータブル扇風機など

以上、熱中症の症状とその対策について見てきました。いつでもだれでも、その環境次第で熱中症にかかる危険性がありますが、正しい予防方法を知り、対策をとることでほとんどの場合は防ぐことができます。まだまだ暑さが続きそうですが、しっかりと対策をとって残暑を過ごしていきましょう。

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連してるっぽい地図

あなたにおすすめの記事

ネタ・コラムカテゴリのその他の記事

マピオンニュース ページ上部へ戻る