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超マニアック! 知られざる"お仕事ボードゲーム"の世界に迫る

2019年01月25日12時03分 / 提供:マイナビニュース

近年、飲み会よりもボードゲーム会で親睦を深める若者が増えつつあるという。将軍になって戦争を指揮したり、社長になって事業を成功させたり、ゾンビの館から脱出したり、その種類と内容の幅広さは驚くばかりだ。ハマる若者が増えるのも頷ける。

そんなボードゲームのなかに、ビジネス力アップを促す「お仕事ボードゲーム」があると聞いた。はたして、どんなボードゲームなのか。突撃ライター・モトタキが、合同会社ゲーミフィ・クリエイティブマネジメンツ代表・石神康秀氏と、プランニングアドバイザー・小野田 純二氏に協力してもらい、マニアックな世界を探訪する。

○"お仕事ボードゲーム"とは何か

ビジネス力がアップするお仕事ボードゲームには、どんな種類が存在するのだろうか。石神氏が、この疑問に答える。

「お仕事ボードゲームは大きく2種類あります。一番多いのは、用語を置き換えただけのものです。カルタや人生ゲームのマスが業界用語になっているようなもの。ゲームをプレイしても、業界の仕組みやスキルを学ぶことはできませんがPRの効果は得られる、そんなお仕事ボードゲームです」

TVゲームで言うならば『桃太郎電鉄シリーズ』がそれに当たりそうだ。日本の地理や特産品には詳しくなれるが、あのゲームを何度クリアしたとしても鉄道会社経営者のノウハウが身につくとは思えない。石神氏の解説は続く。

「もうひとつは、その数こそ20、30個程度ですが、それぞれの業種をシミュレーションできるお仕事ボードゲームです。これらは大学でも研究されており、プレイをすれば、その業種の全般の知識が手に入ります。経営や商習慣、サプライチェーンなどさまざまな知識を学ぶことができます。しかし、ゲームとしては難度が高く、ファシリテーターと呼ばれる司会役がうまく誘導する必要があります」

こちらもTVゲームで例えるなら、『シムシティ』といったところだろうか。今や実際の市長たちがこぞって街づくりの腕を試しているあのゲーム。確かにやり込めば、市長としてのノウハウが身につくように思える。

ところで、石神氏が取り扱っている「お仕事ボードゲーム」はどちらなのだろうか。

「弊社は間を狙っています。『営業力』や『コミュニケーション力』といった作り手が伝えたいメッセージ・テーマに、ゲーム性をプラスして商品化しています。形式としてはカードゲームがメインです。説明書があれば、作り手の意図やゲームのやり方も伝わるので、ファシリテーターは必要ないのが強みです」
○大企業も取り入れる"ゲーム研修"の現状

お仕事ボードゲームを使った"ゲーム研修"は、実際にどれほどの効果があるのだろうか。石神氏に聞いてみた。

「実は"マネジメントゲーム"と呼ばれる、ゲーム研修に使われるメジャーなお仕事ボードゲームもあります。一人あたりウン十万円をかける研修で、誰もが知っている多くの大企業でも、幹部研修に使われているそうです。これは40年前に作られたゲームですが、各企業が研修内容を他社に漏らすことはないので、世間的にあまり知られていないのが現状です」

こうした事情から"ゲーム研修"の知名度は高くないため、石神氏はお仕事ボードゲームの展開に苦労することも多いという。

「うちで作ったお仕事ボードゲームを、企業に"ゲーム研修にいかがですか?"と持ち込むと、担当者の方に"なんですか? それは"って顔をされることがほとんどです。ですが、実際の研修中に、講師が"次はゲームをします"と言うと参加者たちは興味を持ちますし、終わった後の評判もいいんですよ。座学よりも情報量は少なくなりますが、ゲーム性がある分、楽しくそして深く、学べるというのが魅力です」

○"ゲーム研修"が当たり前になる時代も近い?

「今後、お仕事ボードゲームを使った"ゲーム研修"が、さまざまな企業で当たり前に行われるようになってほしいですね。また、その上で、研修のテーマに合わせていろいろなゲームを選べるようにしたいと思っています」

石神氏は、そう話す。TVゲームで言えば、若者の間では当たり前に「RPG」「アクション」「シューティング」「シミュレーション」など多岐のジャンルが周知されている。だが世のお母様方はこれをひとまとめに"ファミコン"と呼んでしまいがち。お仕事ボードゲームを使ったゲーム研修も、ただ"ゲーム研修"とひとまとめに呼ばれるのではなく、その多岐にわたるジャンルを皆が知覚できるようにしたい、そう考えているようだ。

「そのためには、これからも質の高いお仕事ボードゲームを作れるように尽力したいと思います」と石上氏は語気を強める。近い将来、若者たちが当たり前にゲーム研修を受ける日常がやってくるかもしれない。

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