2018年12月21日21時26分 / 提供:マイナビニュース
Wi-Fi RTTとは、無線LAN回線を利用してラウンドトリップタイム(Round Trip Time、信号を発信してから応答があるまでの時間)を測定することで、おもに屋内における位置測定を目的とした技術をいいます。IEEE 802.11mcとして規格化され、Android 9.0/Pieに採用されました。
この規格による位置測定では、IEEE 802.11mcに対応したWi-Fiアクセスポイントと、スマートフォンなどのWi-Fi端末を利用します。Wi-FiアクセスポイントとWi-Fi端末の間でRTTを測定することで物理的な距離を測り、Wi-Fi端末の位置を推定しますが、3つ以上のWi-Fiアクセスポイントと測定すれば正確性を高めることができ、1〜2メートル精度での位置測定が可能になります。
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