2018年11月25日08時17分 / 提供:マイナビニュース
理化学研究所(理研)と北海道大学(北大)は、外部磁場がない状態でも磁気渦が生成していることを発見し、その生成機構を解明したと発表した。同研究成果は、磁気渦を示す物質の探索・設計のための新しい指針を与えるとともに、磁気渦を情報担体とする磁気記憶素子の実現に向けた足掛かりになると期待できる。
同成果は、理研 創発物性科学研究センタースピン創発機能研究ユニットの高木里奈 特別研究員、関真一郎ユニットリーダー(科学技術振興機構 さきがけ研究者、計算物質科学研究チームの有田亮太郎チームリーダー(東京大学大学院 工学系研究科 教授)、強相関物性研究グループの十倉好紀グループディレクター(東京大学大学院 工学系研究科 教授)、北大大学院 理学研究院物理学部門の速水賢 助教らで形成される国際共同研究グループによるもの。詳細は米国のオンライン科学雑誌「Science Advances」に掲載された。
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