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ET&IoT Technology 2018 - IoT機器向け低消費電力FRAMを発表したサイプレス

2018年11月15日07時43分 / 提供:マイナビニュース

○1000兆回の書き換えが可能なFRAM

Cypress Semiconductorの日本法人であるサイプレス セミコンダクタは11月14日~16日にかけて神奈川県パシフィコ横浜にて開催されている最先端の組込技術、IoT技術にフォーカスした総合技術展「ET&IoT Technology 2018」にて、ポータブル医療機器やウェアラブル、IoT機器向け低消費電力FRAMソリューション「Excelon LPシリーズ」などを新製品として発表した。

同シリーズの最大の特徴は低消費電力性。EEPROMの200分の1、NORと比べた場合は3000分の1の電力消費量で、従来は1つしかなかった低消費電力モードを3つに細分化。ハイバネートモードで0.10μA、ディープパワーダウンモードで0.75μA、スタンバイモードで1.00μAとなっている。1000兆回の読み出し/書き込みサイクルの耐久性を実現しており、産業機器および民生機器グレード向けに4Mビット品と8Mビット品が、民生用は20MHz SPIにて、産業用は50MHz SPIにてそれぞれ提供される(動作電圧範囲は1.71~1.89V/1.80~3.60V)。

2製品ともにサンプル出荷をすでに開始しており、2019年第1四半期中の量産出荷を予定している。また、2Mビット品ならびに16Mビット品も開発を進めており、2019年第3四半期のサンプル出荷ならびに2019年第4四半期の量産出荷を予定しているという。

ブースにて説明を行ったCypress SemiconductorのRAMビジネスユニットのシニアプロダクトマネージャーのPramodh Prakash氏は、「Cypressは現在、SRAM、FRAM、nvSRAMでトップの座を獲得している。その主要分野は産業機器、自動車、通信が主で、用途としてはデータロギングに対するニーズが伸びており、各産業において、適切なデータロギングを実現できるソリューションの開発を進めている。Excelon LPもそうして開発された製品の1シリーズで、ポータブル医療機器やIoTで求められる性能に拘ったものとなっている」と、新製品の位置づけを語る。

なお、なぜ4Mビット品と8Mビット品が先行して登場することになったのかについて同氏は、「もともと4Mビットまでの技術を有しており、市場調査を進めていく中で8Mビットのビーズもあるということで、技術開発を先行して進めてきた結果」と説明しており、その先の16Mビットが欲しい、また逆に2Mビットで十分というニーズもあることが分かったことから、後追いでこの2種類の製品開発をスタートした結果、提供時期にずれが生じたとする。

また、現在はTexas Instruments(TI)の130nmプロセスを用いており、歩留まりの面などからこれ以上の容量を製造するのには向かないとのこと。これ以上の容量の製品を実現するには、65nmプロセスを採用する必要があり、現時点では、同プロセスでの実現可能性に向けた調査を開始した段階にあるという。
○自動車にUSB PDを提供するコントローラ

このほか、同社は自動車品質規格AEC-Q100に適合したUSB PD対応USB-Cコントローラ「EZ-PD CCG3PA」も発表している。こちらは、USB PD 3.0規格のプログラマブル・パワー・サプライ(PPS)、QualcommのQuick Charge(QC)4.0プロトコルのほか、レガシーの充電規格に対応しており、自動車の充電ポートでプラグアンドプレイのユーザーエクスペリエンスが実現できるようになると同社では説明している。

こちらは24ピンのQFNパッケージにてサンプル出荷を開始しており、量産品は2019年第1四半期より入手可能となる予定。設計者向け評価キットも提供を開始しており、149ドルで入手可能だという。

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