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佐藤浩市×天海祐希、”加害者家族”へ踏み込む作品で視聴者に託すこと

2018年09月20日10時00分 / 提供:マイナビニュース

俳優の佐藤浩市が主演を務める、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル『Aではない君と』が、9月21日21時より放送される。薬丸岳の同名小説を実写化した同作は、殺人事件の加害者家族に焦点を当てた作品。大手建設会社に勤める吉永圭一(佐藤)は、離れて暮らす中2の息子・青葉翼(杉田雷麟)が同級生への殺人容疑で逮捕されたことから、息子の心の叫びに耳を傾け、事件の真相を探っていく。また女優の天海祐希が、翼の起こした事件を担当する弁護士・神崎京子を演じる。

今回は、主人公・吉永を演じる佐藤と、弁護士・神崎を演じる天海にインタビュー。難しい題材を扱った作品について感じたことや、互いの印象について話を聞いた。

○裁判だけでは終わらない、その先を描く作品

息子の起こした殺人事件の真相を探る、だけでは終わらない同作。佐藤は「裁判だけで終われない、エピローグで済むわけがない、未来と呼んではいけない未来があるんです。それをみんながどういう風に解釈するのか。(原作の)薬丸岳さんが書かれていたのと同じように、我々も演じることができた」と振り返る。

一方、吉永にとって希望とも言える弁護士を演じた天海は「とても丁寧に撮っていただいている」と感想を表し、「少しでも見ている方に、ちょっとホッとできる瞬間を感じていただければいいな。『一緒に頑張っていきましょう』と言える人だったので」と役についての印象を語った。

これまでも共演はあった2人だが、今回はがっつりタッグを組むことに。天海は「(佐藤は)尊敬する先輩なので足は引っ張りたくないなーと、緊張しました。現場の佐藤さんを見ていられるのは幸せな時間でしたし、後ろ姿やらお芝居している姿を見て、またご一緒できるときはちょっとでも成長していたい」と今後にも意欲的。佐藤は「まだ成長するの!?」と驚いていたが、天海は「はい。もうどんどんいきます!」と力強く語る。

また佐藤が天海について「プロとして、自分がどういう風にそこにいるかわかっている。役と天海祐希と、2つを抱えながら立つわけじゃないですか。プロフェッショナルです」と賞賛すると、天海はガッツポーズを見せ、現場での雰囲気ものぞかせた。

5月に公開された、薬丸原作の映画『友罪』でも加害者の父親を演じていた佐藤だが、「父親として向き合い方がぜんぜん違う」という。『友罪』では、被害者家族に対し「頭を下げている自分が一番安住の場所だと逃げ込んでいる」父親だが、今回は「息子に向き合おうとしながら、向き合えていなかったことを思い知らされて、やっといろんなものと向き合ったであろう」と役の心情に踏み込む。

演じながら役について理解していくことに、「本当にきついんですよ」と苦笑する佐藤。「答えに素直にたどり着いていいんだろうか。答えが全然違ってるような見え方・見せ方をするということが必要な場合もある」と苦労をにじませた。
○チャレンジングな姿勢のテレビ東京

今回は、TBSドラマ『アンナチュラル』等の演出を手掛け、映画『コーヒーが冷めないうちに』(9月21日公開)で初監督を務める、塚原あゆ子が演出を務める。

「女性監督が増えて、時代が変わった」と実感する佐藤は、女性監督から「こういう感じでできますか」と言われ、自身になかった発想に、逆に「なるほど、男性社会の男性的な解釈の中で、女優さんは女心を謳わされてきたんだな」と考えを巡らせることもあったという。塚原に対しては「両性具有のよう。ある時は男性的にある時は女性的に、というフットワークがあり、非常に優秀な方だなと思いました」と印象を表した。

昨今「攻めている」と称されることの多いテレビ東京において、『バイプレイヤーズ』と『Aではない君と』という両極端な作品に出演した天海は「あまり印象を固めたくない、フラットに見られたらいいなとは思っている」と前置きしつつ、「『こういうことをやるんだ』と、ハッとさせられて。今回はとてもとても難しいお話で、『よくこの企画が通ったなー』と思います」と感嘆。

天海は改めて「どこのテレビ局でも、見てくださる方に楽しんでいただきたいと作品を作られていますが、私個人としてもテレビ東京さんは、面白いなと思う作品をグイグイ作ってらっしゃる印象があります。またご縁があったら是非呼んでいただいて、お仕事させていただけたらと思ってます」と語った。

そんな天海に対して、佐藤も「チャレンジングな企画をやられているのは、視聴者の方もわかっているんですよね」と頷く。その上で佐藤は「良い・悪いではなく、保守的でなければならない場合もあるだろう。こういう作品をやった場合には、ロケ場所を断られる場合もある。でも、ロケ場所を提供するのもまた、視聴者の側の方たちなんです」と配慮。「守らなければいけないことを否定するのではなく、難しさを抱えながらも『チャレンジしたい』という姿勢は、いいな、と思います」と、同局の魅力を言語化した。

最後に同作について、佐藤は「これを見て『被害者家族のことをどう思ってるんだ』という反応だって絶対あるはずなんですよ。でも色んな反応が表立って上がらないことには、何の出発点にもならないということを、みんなでわかってほしい」とメッセージを送った。

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