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西田敏行、『琥珀の夢』出演で「『マッサン』だけがウイスキーじゃない」

2018年09月04日18時00分 / 提供:マイナビニュース

俳優の内野聖陽が主演を務めるテレビ東京系スペシャルドラマ『琥珀の夢』(10月5日21時~)の追加出演者が4日、明らかになった。

同作は、伊集院静による長編小説『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』をドラマ化。日本の洋酒文化を切り拓いたサントリー創業者・鳥井信治郎の人生を描いた作品で、ドラマでは鳥井をモデルにした鳴江萬治郎(内野)を主役に夢を成し遂げる物語を描く。

若き萬治郎が奉公に務め、洋酒と出会うきっかけとなった薬種問屋「小南商店」の店主・小南理助役に西田敏行、本場・スコットランドでウイスキー造りを学び、萬治郎とともに国産ウイスキー造りに挑む松亀正行役に山本耕史、萬治郎が葡萄酒を売り込むため訪れた東京の人気カフェーの女給・ミドリ役に倉科カナが決定。

さらに東京「国生商店」の社長・国生栄太郎役の伊武雅刀。窮地に陥った萬治郎に救いの手を差し伸べる「大川屋」大旦那・大川与兵衛役の市川左團次、萬治郎の右腕として「暁屋」を切り盛りする番頭・中井五郎役の田口浩正が脇を固める。また、ナレーションを渡辺いっけいが担当するほか、坂田利夫、千原せいじ、原西孝幸(FUJIWARA)など、大阪を舞台にした本作ならではの人物たちも随所に登場する。
○西田敏行コメント

このドラマは原作にわりと忠実に脚色されていて、原作者の意を損ねないよう配慮されているなと思いました。明治時代の言葉遣いも役者としては演じやすく、楽しい世界に導いてくれましたね、原作も脚本も。いつかこれをドラマ化したいという話は随分前からいただいていて、心の隅でいつだろうと思いながら日々過ごしていたのですが、やっと実現し、"待てば海路の日和あり"という感じでした。

理助のモデルとなった人物は、難波の商人でありながら科学者としての面も持っている、あの時代では稀有な存在だったんじゃないでしょうか。あの時代だからこそ生まれた、ニーズに合った人物というか。だから理助についても新しい時代の変革者、世の中を変える人間のひとりと捉えていましたし、その風貌から堅めの人物だろうな、でも大阪人らしいお笑いも……ジョークもこなすタイプなんじゃないかと想像して演じました。少年時代の萬治郎に対しては、アドリブなんかも何度かやりましたよ! 東京に出てきた時に2人でうどんを食べるシーンがあるんですが、萬治郎が東京のうどんを"おいしい"と言うか"まずい"と言うか、というやり取りを相談しながらやったんです。皆さん笑っていたので、うまくいったなと思って(笑)。そんな師弟のやりとりも見どころだと思います。

理助はこれまで、何かを成し遂げたいという気持ちで一生懸命頑張ってきたんでしょうけれど、自分にも限界があるのではないかと思ったときに萬治郎の存在を知った。そして、彼のポテンシャルの高さを見抜き、コイツならおもろいことやるんだろうなという温かい目で萬治郎のことを見ていたんだと思います。日本のウイスキーはどうやって生まれたか。NHKの『マッサン』だけがウイスキーじゃないんだ! ということを知っていただければと思います。
○山本耕史コメント

台本を読むときはいつもフィクションのつもりで読むのですが、今回の洋酒業界を築いた第一人者の話は、史実を読んでいるようなイメージでした。もちろん史実を元にしているので当然かもしれませんが……この人がこの人に当てはまるのかな、と思いながら読み進めました。撮影には後半から参加しましたが、内野さんとはこれまで何度も共演しているので、いい意味で緊張せず撮影に入れました。撮影では僕が演じた松亀と内野さん演じる萬治郎の出会いのシーンから始まったのですが、萬治郎とは対局な感じでいたいと思って演じていました。彼の熱意に対して沈着というか。そういうところは少し意識しましたね。

『琥珀の夢』は、実在した人間が苦悩しながら成し遂げた、生きた話だと思います。もちろん作られた部分もありますが、時には時代を生き抜いた、時代を切り開いた、今の自分たちが当たり前のように目にしているものの土台・土壌を作ってくれたという教科書的なドラマをしみじみ観てみるのも楽しいもんじゃないかと思います。
○倉科カナコメント

『琥珀の夢』は、人とは何か、仕事とは何かを考えさせられる作品だと思いました。この作品を世に出すことは頑張っている人のエールになりますし、意味のあることだと思ったので、参加できて嬉しかったです。私が演じたミドリのシーンは20代前半と30代中盤、年代としては約17年経っているので、演じるのが本当に難しかったですね。だからミドリのキャラクターや人生を語るというよりは、萬治郎のターニングポイントとなるような深い印象を与えた女性として1シーン1シーンにベストを尽くそうと思い、魂を込めました。

震災のシーンはセリフがなかなか入ってこなくて苦労したのですが、内野さんに「目を見せてください!」とお願いし、セリフを入れる位置なども相談させていただきました。内野さんの目と言葉には人の心を動かすものがあるんです。おかげで無理に作ることなく、心が感じるままに演じることができたと思います。内野さんとは初共演なのですが、私の1ショットのシーンでも、スタッフの方から休んでいていいよと言われているのに目線でお付き合いいただいたり、このカットの前はどんな気持ちだったかなと私が復習していると、内野さんがそのカットの前のセリフを言ってくださったんです。「いい男っぷりね!」と言った後のカットだったので、まさに"いい男っぷりね!"って感動しました! 「琥珀の夢」は猛暑のなか撮影した、出演者の血と汗と涙が集結したドラマです。きっと皆さんの生きる糧になる作品だと思いますので、多くの方に観ていただけたら嬉しいです。

(C)テレビ東京

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