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「御の字」の正しい使い方、誤った使い方【ビジネス用語】

2018年06月05日08時30分 / 提供:マイナビニュース

今回のテーマは、使い方や意味を勘違いされがちな用語「御の字」です。ある調査によると、実に半数以上の人が誤用しているのだとか。本稿では、そんな「御の字」の正しい意味と使い方について解説します。

○■「御の字」の意味

「御の字」の意味は、「非常に結構なこと。望んだことがかなって十分満足できること」「大いに有り難い」「最上のもの」という意味です。江戸時代に、遊女たちが「ありんす」「ざんす」といった「郭詩・郭言葉(くるわことば)」を用いていましたが、「御の字」もその一つです。

「御」という字は尊敬の意を示す接頭語で、特に優れたものや最上のものを表す際に用いられます。このことから、「御」の字を付けたいほど非常に有り難いことを、「御の字」と言うようになったようです。
○■「御の字」の誤用

本来、「十分満足できること」「最上のもの」という意味の「御の字」ですが、文化庁が平成20年度に実施した「国語に関する世論調査」によると、「70点取れれば御の字だ」と言えば、「70点取れれば一応、納得できる」という意味であると答えた人が51.4%と半数を超え、本来の意味である「70点取れれば大いに有り難い」と答えた人(38.5%)を上回りました。

また、10~60代の全年代において「一応、納得できる」と回答した人の方の割合が高かったことから、年齢に関わらず多くの人が「満足ではないけれど、納得できる」という意味で「御の字」を使用していることが伺えます。しかしながら、「御の字」の意味としては間違いです。

いくつか例を挙げてみましょう。

・「自信を持って出した企画書が、最終選考まで残ったものの結果的に落選した」とします。この結果について、「落選してしまったけれど、最終選考まで残れたのだから御の字だ」と言うのは誤りです。この場合、最終選考で勝ってはじめて「御の字」と言えます。

・「出来れば売上げ20%アップを目指したいが、最低でも10%アップを達成すること」という目標を掲げ、結果、「売上げ12%のアップに終わった」とします。この結果に対し、「最低限の10%アップは達成できたのだから、御の字だ」と言うのも誤りです。20%アップを達成してこそ「御の字」なのです。
○■「御の字」の正しい使い方と例文

・50万はかかると思っていたので、40万に抑えてもらって御の字です。
(40万に抑えてもらって大変有り難いです)

・2回目で合格とは御の字だ。4~5回は受けることになると思っていた。
(2回目で合格するなんて最高に満足だ)

・無理にとは言いませんが、今月中に完了していただけると御の字ですね。
(今月中に完了していただけたら申し分ないですね)

「御の字」は、「一応納得できる」時や「満足ではないが、良しとする」時に使うものでもありません。あくまでも、「最上のもの」に用いる言葉であることをしっかりと頭に入れておきましょう。

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