放り出されなかった

自分が通っていたクリニックでは入院設備がないので、紹介状を書いていただき、こちらに来ました。 1回目は不眠と躁状態で入院。 先生の的確な薬のチョイスで、短期間の入院で済みました。 はじめの印象としては、綺麗で自由度の高い病院だな、ということ。 冷やす系のおやつやジュースを鍵つきの冷蔵庫に入れているのには、新鮮な感覚でした。 2回目の入院も、不眠と躁状態でした。 しかし、不調になり保護室の利用をやむを得ずしました。 病棟に２つしかない保護室を長期間利用してしまい、心苦しかったです。 保護室だとはいえ、個別性のある対応をしていただき、ありがたかったです。 例えばそよ風に吹かれたい、と注文したら、少しの間窓を開けてくれたり、書き物をしたいのでと、文房具を持ち込ませてもらえたりと、少なくとも他の病院の保護室よりは格段にいい環境でした。 その事もあって、入院期間が3ヶ月ほどと、長引いてしまい、沢山お世話になりました。 主治医に関してですが、私は信頼できる先生で、温かさを感じました。 保護室にいたので、ほぼ毎日主治医は来てくれて、話を聞いてもらうことができました。 きっと先生は大変だったと思いますが、嫌な顔せずに最後まで治療してまとまりをつけてくれました。感謝しています。 外来に力を注ぐあまり、入院患者さんのところに行く時間をあまりとれないタイプの医師もおられますが、それはそれで仕方がないのでしょう、医者も人間ですから。 私の担当医は、「僕は外来診察は一人当たり約１０分と決めているから」と言い、計画的な時間配分を目指す先生でした。 それでも、私が話始めると、ちゃんと話を聞いてくれ、最後には止まらない話をマアマアマアとナチュラルに治めてくれる懐の深い先生です。 個人的には入院中のビハーラ、だったかな、仏教系のお話を聞いたのが心に残っています。 体育館のような広い会場で貴重な講話を聞くことが出来ます。 定期的な催しもあり、地域に開かれた病院ではないかと思います。 歯科も併設されていて、入院中に歯のメンテナンスが出来たのも良かったです。 2019年03月04日