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メルカリCEO山田氏が語る「US躍進の理由」、サービスで繋がる「適正価格」以外の価値

2016年11月27日13時20分 / 提供:MdN Design Interactive

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▷メルカリが繋ぐ、適正価格だけじゃない「感情」の価値

プロダクトの差別化について話題が及ぶと、「例えばfacebookやSnapchatもそうですが、多分ひたすら改善を続けている。常にボトムで改善を続けているし、それによって今や追いつけないくらいの使い勝手の良さに繋がっている。そういう組織を作ることが重要だと思っている」「1%の改善をどれだけ繰り返せるか。それをやり続けることがメルカリの強みになっている」と語った山田氏。

西村氏に「オークションとは何かが違いますよね。オークションには結構プロフェッショナルがいて、価格も安定している。メルカリは結構価格もバラバラでつくし、これがそんな価格で売れちゃうの?ということも多い。何が違うんでしょう?」と問われると、「価格だけじゃない部分があるのではと思っている」と答えた。

「オークションって、物を売る時に適正なバリューを付けるための仕組みがあるんですね。一番高く値段を付けた人が落札できますっていう。ただ価格だけじゃない部分があるなって思うんです。例えばコンビニってスーパーと比べたら高いんですけど、便利だからそこに行って買ったりとか、新鮮なものが置いてあるとか、そういうものに対しての価値があると思っていて。メルカリだったらすぐに買えるとか、店では売られてないようなものが売られているとか、自分は使わないけど人に使ってもらいたいって感情の部分とか。実際は分からないんですが、そういうものを繋げてるってことなのかなと思っています。捨てるくらいならタダでもいいから誰かに使ってもらいたいとか。」

「そういう”気持ち”みたいなところにも価値があるのかもってことですね」

最後に西村氏から「今日会場に来ている起業家、今から何かしたいと思っている人にメッセージをお願いします」と求められると、

「僕も結構必死でやっているので、アドバイスということもないんですけど。何かをするっていうのは世の中のために作って、便利に使ってもらうっていう、すごく価値のあることだと思っているので。それを一緒に頑張っていきましょう、という風にしか言えないです。」

と答え、セッションを締め括った。

▷まとめ

「ものをつくる」という事に対し、「世の中のために」と繰り返し口にした山田氏。その言葉通り、メルカリは俗に言う「テックエリート」発信の普及ではなく、学生や主婦などの幅広い、いわゆる一般層の中から普及し支持されるサービスとなった。

前回取り上げたスタートアップや投資家という存在に加え、まだ日本では数少なく、業界外では認知度の低いシリアルアントレプレナー。山田氏もその一人であり、サービスを作り続けるその思いや、先陣を切る形となった世界マーケットへの進出は、同じ志を持ったフォロワーたちの士気を高める源ともなっている。

MdN Interactive編集部 吉筋 万記

■TeckCrunch Tokyo2016 イベントレポート
第2回「北米も手応え—、メルカリはいかにして日米5500万DLを達成したのか」2016年11月17日、18日の2日間に渡って開催された「TechCrunchTokyo2016」。東京渋谷ヒカリエには名だたる投資家、起業家、そして彼らを取り巻く業界の人間が集結した。デザインの領域においてもこの数年でその重要性が見直され、今やスタートアップを志望する20代も増加の傾向を見せている。

近年ではクリエイティブを語る上で避けては通れなくなっているスタートアップ市場。本特集ではイベントレポートとして、業界の動向やトレンドを紹介する。

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▷前回までの記事第1回「変化するスタートアップ投資、その最新動向」

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