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 沖縄に行けば必ず目にするシーサー。でも、その実態を知る人は少ないはず。守り神と呼ばれ、地元の人にも観光客にも大人気のシーサー、今回はその秘密に迫ってみました。 |
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シーサーは古代オリエントに起源を持つといわれています。獅子が原型とされますが、その獅子とはライオンのこと。紀元前6000年頃、エジプトやインドでは強さの象徴としてライオンの石像が作られていました。それがシルクロードを横断し、13〜15世紀頃に中国から沖縄へ伝わったのです。 当時、アジアにライオンはいませんでした。そこで人々は噂に聞くその姿を想像し、独自の解釈を加えながらライオン像を作っていきました。長い長い時の流れの中で獅子像の外見は変化をくり返し、現在のシーサーとなったのです。 エジプトのスフィンクスやシンガポールのマーライオン、神社の狛犬などもルーツは同じ古代オリエント。シーサーの兄弟は世界中にいるのです。 |
◆写真 どちらもルーツは同じ、 もともとはライオンだったんです。 画像提供(右):沖縄シーサー図鑑 |
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屋根の上や門柱に一対で置かれていることが多いシーサー。このペア、性別はあるのでしょうか? シーサーは、多くの場合金剛力士像などのように阿吽(あうん)の一対になっているといわれています。阿(あ)がオス、吽(うん)がメスです。左右の位置については、例外はあるものの左側が阿、右側が吽になっています。 阿吽とはサンスクリット語の始まりと終わりを表す音。そこから物事の始まりと終わり、つまり世界のあらゆる事を表すと考えられ、神を象徴するとされました。つまり、シーサーはその体で世界全てを表し、雌雄一対という完璧な姿で災いから人々を守ってくれているというわけです。 |
◆写真 口を開けているのが阿、つまりオス。 閉じているのが吽でメス。 開口しているのがオスなのは、口を大きく開けているほうが男らしいからという説もあります。 |
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魔除けとして置かれているシーサーですが、その向きは風水に深く関係しています。 「村落獅子」と呼ばれるシーサーは、集落一帯を見守るという意味から高台に置かれ、その向きはヒーザン(火の山)や、不気味な場所と呼ばれる方向を向いています。 屋根の上のシーサーは火難を避ける時には午(うま)の方角、つまり南を向き、水難を避ける時には丑寅(うしとら)、北東を向くように置かれているのです。さりげなく置かれているように見えても、きちんと意味があるのです。…奥が深い。 |
◆写真 あまり迫力はないですが、 屋根の上で災難から守ってくれているのです。 |
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※左上に★印がついているシーサー画像提供:沖縄シーサー図鑑 |
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